2018年8月14日

 20時過ぎ。複式呼吸を連続で20回やった。力強い声を出すためには、どうしても必要なトレーニングなのだ。最後に大きく深呼吸をして、パソコンの電源を入れた。

 本日も朝から終日、地元日程。新盆を迎えた支持者の方々の自宅を足早に回った。午前中は高崎市内、午後からは渋川市内と北群馬郡内(榛東村、吉岡町)を素早く移動。仏壇の前で何十回も手を合わせた。心を込めて。

 ある地域では、住所を間違えて「知らないひとの家でご焼香をする」という珍事(?)も発生した。世帯主が同姓同名で、しかも新盆のお宅だった。集まっていた親族のひとたちが、「このひと誰?」みたいな顔でキョトンとしていた。

 そこには、知っている顔がひとつもなかった。「おかしいな?」と思いながら、丁寧にお線香を上げた。家の方々に挨拶をして玄関を出ようとしたところで、初老の女性が秘書にこう話しているのが聞こえた。

 「あのう、山本一太さんですよね。もしかすると、うちじゃないんじゃないですか?!」と。

 丁重にお詫びをして、本来の目的地に急いだ。その家で、ある方から亡くなった両親の話を聞いた。今から40年前のエピソードだ。「ああ、これだけでも朝から頑張った甲斐があったなあ!」そう思った。

 群馬県のひとは本当に親切だ。行く先々で、おはぎや手作りのお饅頭、自家製の漬物、その地域でとれた野菜や果物、釣ったばかりの鮎の塩焼き等が、次々に出て来る。「一太さんが来ると思って用意したんだからね。ちょっとでも食べてって!」

 たとえお腹が一杯でも断れない。(ふう)「じゃあ、せっかくなので、ひとつだけいただきます!」これが、(何を食べても)本当に美味しいのだ。👍お茶、今日だけで何杯、飲んだだろうか?!お腹がチャポチャポだ。😓

 さて、今回のブログは「政治の緊張感を奪う『弱すぎる野党』の弊害〜群馬地方区に一刻も早く野党統一候補の擁立を!!:その1」https://ameblo.jp/ichita-y/entry-12390849645.htmlに目を通してから読んで欲しい。

 繰り返すが、(「その1」で明言しているように)政治家・山本一太は、23年間、自民党の国会議員としての「筋」を貫いて来た。いかなる局面でも、敵方(野党)と内通したことはない。ライバル政党の候補者を応援したこともない! これからもそうだ。

 そのことを断った上で、もう一度、自分の考えをハッキリと言わせてもらう。来夏の参院選に関して、野党は年末までに群馬県を含む「32の1人区」の全てに「野党統一候補」を擁立すべきだ!!そう考える理由は次の2つだ。

 第1に、野党があまりに弱すぎると、民主主義が健全に機能しなくなる。今のような「政治の一強多弱」があまりに長く続くと、どうしても与党側に慢心や傲慢が生まれる。

 たとえば、先の国会で自民党は(あらゆる意味で筋の悪い)カジノ法案を(国民の十分な理解がないまま)強引に成立させた。国会運営が乱暴になりがちなのは、衆参で単独過半数を確保した自民党の中に、「何をやろうと野党に追い詰められることはない!」「選挙で野党に負けることはない!」みたいな奢った意識があるからに他ならない。

 万一、今年の年末までに「32ある1人区」の全てに「野党統一候補」の擁立が発表されたとする。その時、与野党の意識も国民の認識も変わる。与野党があらゆる選挙区で競い合える状況になった時、初めて政治に「本物の緊張感」が生まれるのだ。

 そうなると、来年1月からの通常国会では、政府も自民党も「国民の感覚」(=民意)により敏感にならざる得ない。結果、国会運営もより丁寧にやらざる得なくなる。さすがに国政選挙5連覇で弛緩している自民党も、「国民を舐めたら、選挙に負ける!」と思うようになるからだ。

 少なくとも、国民の6割(女性の7割)が反対している法案を、「選挙まで1年の時間がある今のうちにやっておけば大丈夫だ!」みたいな理由で強硬に推し進めることは出来なくなるだろう。

 第2に、苦戦が予想される来夏の参院選挙において、自民党の議席減を最小限にするための最大かつ最もシンプルな方法は、改選を迎える個々の自民党議員が「死に物狂いで戦わざる得ない状況」を今から作り出すことだ。

 

 何度も言うように、自民党、特に多くの自民党参院議員が、本当の危機感を持っていない。少なくとも自分の目にはそう映る。このことが「そもそも高くない」選挙力を更に引き下げている。

 あ、電話が来た。この続きは「その3」で。