2018年8月11日

 間もなく19時。高崎の自宅でパソコンを起動させた。

 報道によると、昨日、発生した群馬県防災ヘリコプター墜落事故で、搭乗していた9人全員の死亡が確認された。自分にとって、草津温泉のある吾妻地域は生まれ育った故郷。残念としか言いようがない。

 亡くなられた9名の方々のご遺族の無念を思うと、本当に胸が痛む。心からお悔やみを申し上げます。

 機体の残骸は、中之条町のガラン沢周辺(旧六合村地区)の山中で発見された。乗っていた9人のうち、5人は吾妻広域消防本部に所属していた。5人とも中之条町の将来を担う人たちだった。

 今日は、たまたま中之条町の山本一太後援会役員(各支部長)の自宅を回る予定を組んであった。どこに行っても、事故の話題が出た。犠牲になった5人の町民の中には、知り合いの方の息子さんもいた。町全体が意気消沈していた。ご家族にかける言葉が見つからない。

 昼12時。隣接する東吾妻町で行われた夏祭りのオープニングに出席。ステージでの来賓挨拶でも、冒頭、墜落事故に触れざる得なかった。「まだ一縷の望みを持っています。最後まで人命救助に全力を尽くしていただくよう(自衛隊に)お願いしたい」と。

 この時点で死亡が確認されていたのは2人。残りの7人の状況は不明だった。恐れていた最悪の結果になってしまった。

 今はこれ以上、ブログを書く気分になれない。しばらく時間を置いてから、再びパソコンに向かう。