2018年7月23日:パート2

 新幹線で東京に向かっている。

 気象庁の発表によると、埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録したとのこと。東京都の青梅市でも40.3度だって!(驚)都内で40度以上になるのも初めてらしい。

 子供の頃、夏に30度を超えると猛暑と言われた。半世紀で10度近く気温が上昇したことになる。地球温暖化は深刻だ。😥

 さて、今国会で成立した公職選挙法改正法案(参院定数6増案)をめぐり、伊達参院議長が「与野党間の調整努力を全くやらなかった」ことを、主要メディアが厳しく批判している。

 たとえば、朝日新聞は、7月7日の社説「参院選改革:今国会にこだわるな」の中で、こう書いた。

 「伊達忠一参院議長も調整の任を放棄し、各党にそれぞれの案の提出を求めただけだ。無責任きわまりない。(中略)伊達氏の無為無策ぶりは、三権の長の権威を著しく失墜させている。」

 毎日新聞も、6月16日と7月5日の2つの社説で、次のように指摘した。

 「与野党の主張の隔たりが大きいまま参院選まで残り約1年となった。これまで議長が調整に動いた形跡はない。今週になってわずかに2回、各会派から意見を聞いただけで協議を打ち切るというのは、議長の責任を放棄したに等しい。」(6月16日)「三権の長としての見識を疑う。」(7月5日)

 特に6月16日の社説は辛辣だ。

 「伊達氏は当選回数が3回で、閣僚経験はない。にもかかわらず、自民党内の派閥の力学で議長に選ばれた経緯がある。」

 「選挙制度改革という重大な議題で三権の長にふさわしい見識を示すことなく与党の言いなりになるようでは、『良識の府』を掲げる参院の権威をおとしめることにならないか。」

 加えて、同社説では、ここまで踏み込んで、伊達議長の行動を批判している。

 「伊達氏は80歳で迎える来年の参院選出馬に意欲を示している。そのため自民党の公認を得たい思惑が働いているのだとしたら、議長としての責任感は斉藤氏(2000年当時の斎藤十朗議長)と比ぶべくもない。」

 自分が知る限り、主要なマスコミから「ここまで酷評された議長」は他には思い浮かばない。(苦笑)

 あ、間もなく東京のアナウンス。この続きは「その3」で。

追伸:このブログを書きながら、ふと思った。「伊達議長は各会派の意見を聞くために、どのくらい真剣に時間を割いたのだろうか?」と。

 まさか(間違っても)、次の参院選に立候補するための地元関係者への根回し会合(?)を優先させたなんてことは、絶対にありませんよね?!😡