2018年7月23日

 伊達忠一議長と親しいわけではない。けっして好きなタイプではないが、特に個人的な恨みがあるわけでもない。そもそも、政治家として(むこうもそうだと思うが)このひとには全く関心がない。

 伊達氏が「参議院議長」になどならなければ、このブログに名前が登場することは一切、なかったはずだ。

 もともと、伊達氏の議員としての存在感は希薄だ。実際、「今、誰が参院議長なのか?」なんて(地元の有権者を含め)、ほとんどの国民は知らない。(苦笑)

 すなわち、伊達忠一参院議員がどんな閣僚になろうが、自民党でどんな役職に就こうが、何の文句もない。世の中の大勢には何の影響もない。どうでもいいことだ。

 ただし、23年間、誇りを持って参議院議員を務めて来た1人の政治家として、伊達氏のような政策理念も覚悟も持たない人物が、良識の府の象徴であり、「三権の長」である参院議長を(ご本人が根回ししたのかどうかは分からないが)平然と受けたことは、どうしても許せない。(怒X50)過去のブログにも書いたが、「マイナーリーグの参院ですから、議長なんて誰でも構わないんです!」と自ら宣言するようなものだ。(ため息)

 もっと許しがたいのは、(予想していたこととはいえ)この2年間、伊達氏が「三権の長」である参院議長としての役割を全く果たさなかった、いや、そのための努力さえ全くやろうとしなかったことだ!(怒X100)

 それどころか、過去2年間の伊達議長の言動や行動は、参院議長の権威を失墜させ、参院の存在感そのものを低下させた。この罪はとても大きい!!(怒X200)

 今から2年前、参院自民党が伊達忠一幹事長を参院議長に推すことに反対するブログを書いた。参院自民党の議員総会でも反対演説をぶった。あの時、山本一太がどんな発言をしたか?!参院の仲間たちは憶えているだろうか?自分はこう指摘したのだ。

 「次の参院議長の役割は極めて重要だ。最高裁の判決も踏まえ、公職選挙法改正案をまとめなければならないからだ。高い見識と尋常ではない覚悟が求められる!それが出来る議長を選ばないと大変なことになる!」と。

 残念ながら、賛同してくれたのは武見敬三氏(現・参院自民党政審会長)だけだった。果たして、自分の悪い予感は的中した。議長でなければ何の影響力もないはずだった伊達氏の無責任な振る舞いが、参院の歴史、いや日本の民主主義に大きな禍根を残すことになってしまった。(ため息)恐らくご本人には、そんな意識の欠片もないと思う。(ため息X10)

 だから、誰から何を言われようと、どこからどんな反発があろうと、このブログは絶対に書かねばならない!どんな反論や批判もど真ん中から受け止め、再反論させてもらう!!

 もう一度、言っておく。このシリーズを書き残す(=サイバー空間に永久保存する)のは、伊達議長の個人攻撃をしたいからではない!良識の府と呼ばれる参議院の「顔」であり、総理、衆院議長、最高裁長官と並ぶ「三権の長」である参院議長を、単なる「派閥の都合」や「党内の事情」だけで選ぶようなことを、2度とやってはならない!!そのことを内外に訴えるためだ。

 それは参院にとって「自らを貶める」行為であると同時に、国会の権威そのものを毀損する結果にもなる。この重い教訓を、ちび政治家の「ちっぽけな発信装置」で後世に残す。2度とこんな議長人事が繰り返されないように!!

 この続きは「その3」で。断固、最後まで行く!!

追伸:それにしても、参院の事務局から伊達議長を庇う声が全く聞こえて来ないのが、スゴく不思議だ。「まさか、また(苛立って)人前で事務総長を怒鳴ったりしてるんじゃないかなあ?」などと勝手に勘ぐってしまう。(苦笑)