2018年7月16日

 夜。熱い日本茶を飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 明日は午前10時から政調審議会。「東日本大震災復興加速化のための第7次提言案」等について議論する。昼12時30分から参院自民党執行部会。15時からの「平成30年7月豪雨非常災害対策本部」の会議にも足を運ぶ。

 その後は、夕方の新幹線で地元へ。18時から(昨日に引き続き)前橋市議団某グループとの懇親会に出席する予定だ。前橋市の課題や現状を正確に掴む。それが「テコ入れ」の第一歩だ。幸いなことに、選挙まであと1年ある。じっくり、かつ丁寧に、県都前橋との信頼関係を再構築したい。

 来年7月の参院選における前橋市での得票の目標は、誰も達成していない「10万票超え」だ。前回(5年前)の選挙における山本一太の前橋市内の得票は9万票余り。群馬1区全体で見ると、約13万票だった。

 過去の記録を調べてみたが、これまで前橋を選挙区とする国会議員で、「前橋市内で9万票以上を獲得した」議員は、恐らく山本一太しかいない。当然、次回は10万票台の得票を目指す。

 え?激戦が必至であることをを考えると、現実には1万票の上乗せは大変だろう。逆に減る可能性もある。だからこそ、高い目標が必要だ。そのくらいのつもりで頑張らないと、8万票にさえ届かないかもしれない!

 一昨日の富士見地区での会合でもそうだった。昨日の市議の人たちとの懇談会でも同じだった。最近、地元のあらゆる会合で聞かれる質問。それは、「山本一太は来年の知事選に出るのかどうか?!」ということだ。

 先日、県連会長選の公約を説明するために会った某県議は、「スポーツジムに行っても、毎回、隣のひとから『一太さんは知事選に出馬するつもりなのか?」と聞かれるんです。あんまり色んなひとから言われるので、最近は、『いや、必ずそうなると思いますよ!』と答えることにしているんですよ!」と笑っていた。

 「いや、そういう時は、『もちろん、ご本人は参院選に出るつもりのようですよ!』と答えておいてください!(笑)」と応じた。

 そう言えば、昨日、高崎担当の秘書もこう話していた。「この間、立ち寄った高崎市内の寿司屋の大将にこう言われました。『山本一太さんの秘書さんですよね?先日、うちに来たお客さん達が、『次の知事は一太さんしかいない!』と話しているのを聞いたもんで。そういうことなんですか?』と。山本知事待望論、一太さんが考えている以上に、県内で広がってますよ!」

 富士見地区の国政報告会でも、市議の人たちとの懇談でも、正直な自分の気持ちを伝えた。「現時点で、知事選に出馬することは全く考えていない。来夏の参院選を目指して全力疾走する!ただし、政治の世界に100%ということはない!」と。

 加えて、自分のことを本気で応援してくれている約30名の大事な地元支持者の方々から署名入りの「要請書」(=群馬に戻って来て欲しいという「嘆願書」)を受け取っていることも、正直に話した。尊敬する複数の首長や親しい若手県議、有力な経済人等から、「来年の知事選にぜひ立候補して欲しい!」と言われていることも。

 もちろん、具体的な名前は一切、言っていない。

 少し前に受け取った「要請書」の中身も、「誰の署名があったのか?」も、明かすつもりはない。が、誰にも話さなかった「要請書」の件は、(予想どおり)もう外に漏れている。そりゃあ、そうだろう。30人以上のひとが関わっているのだ。

 どうせ噂が広まっているとしたら、情報に変な尾ひれが付くのは良くない。嘆願書を受け取った事実だけは、正確に伝えておいたほうがいいと判断した。

 上記の2つの会合で、こうも話した。

 「何度も言うように、今、知事選への立候補は全く考えていません。でも、自分は群馬で生まれて、群馬で育ちました。自身のブログにも書きましたが、故郷には特別な思い入れがあります。その地元のこんなにも大勢の人々が、『群馬県知事になって欲しい!』と本気で言ってくれている。群馬県選出の政治家として、本当に嬉しいし、とても光栄だと思っています。」

 「さらに言うと、苦しい時も変わらず支援してくれた30人を超える方々からの要請書の文章には、素直に感動しました。心を揺さぶられるものがありました。」

 「私のような欠点だらけの政治家、こんな欠陥だらけの人間に、ここまで期待してくれる人たちがいる。しかも、自分の政治活動を様々な形で支えて来てくれた大切な人たちが、本気でそう言っている。こういう人々の気持ちを考えれば、『知事選に出ることは100%ない!』なんて言えない。また言うべきでもないと考えています。」

 「だから、3月の全県の後援会幹部による戦略会議に集まった300人以上の役員の方々の前で、こう表明したんです。『自分はあくまで来年の参院選に出るつもりでいる。が、後援会のかなり多くの方々の中に、知事選出馬への要望があるという事実は正面から受け止めたい!』と。」

 「加えて、こうも話しました。『どのみち、来夏の参院選に向けて、年末まで群馬県中を飛び回ることになる。もう一度、故郷を歩く中で、自分が政治家として何をすべきなのかを改めて考えてみたい。その上で、年末までにもう一度、何らかの機会を設け、私の意志を明確にしたいと考えている』と。そう言わなければ、質疑応答の中で知事待望論が続出し、収拾がつかなくなる可能性がありました。」

 「でも、自分は正直なので、こうも付け加えました。『そうやって考えた末、(知事選に立候補して欲しいという)皆さんのご期待には添えない形になる可能性が高いと思いますが…』と。」

 以上が、知事待望論に関する山本一太の今の正直な心情だ。誰から何を聞かれても、同じことを繰り返すしかない。(笑)

 あ、お湯が沸いた。この続きは「その19」で。

追伸:来年の参院選を何としても勝ち抜きたい。そのためのあらゆる努力を惜しまないつもりだ。が、万万が一、よほどの事情で(そういうことは、まずないと思うが(笑))「参院選ではなく知事選に出る!」と決めたとしよう。

 万一、そうなった場合(それはほとんどないと思うが(笑))、自分の他に誰が立候補するとかしないとか、そんなことは全く関係ない。どんな選挙もそうだ。楽な戦いなんて最初から期待していない。いったん決断したら、相手が誰であろうと、死力を尽くして戦い、当選を勝ち取る!!これ以外にはない!!