2018年4月5日

 午前8時から自民党北方調査会。設置しただけで一度も活動していなかった「この無責任な組織」(怒)の会長を引き継いでから約2年。今日で10回目の会合になった。今回も思った以上の数の議員が参加してくれた。関係省庁に加え、北海道庁や隣接自治体の長、千島連盟関係者等も同席。皆さん、ありがとうございました!

 前半は外務省からの北方領土問題をめぐる最新報告を踏まえての意見交換。日本政府の対ロ政策については、厳しい発言もあった。後半は隣接地域振興に関するPT(座長:宮腰光寛首相補佐官)に移行。「北方領土問題等解決促進特別措置法」(いわゆる北特法)の改正問題を話し合った。

 振興基金の原資取り崩しは急務だ。宮腰PTでの議論を通じて、早急に法改正の道筋をつけたいと思う。引き受けたからには、必ず結果を出さねばならない!それにしても、長谷川岳参院議員(北方調査会事務局長)の機動力には脱帽だ。👍

 午前10時から(昼を挟んで)約3時間の外交防衛委員会。イラク日報問題をめぐる質問が相次いだ。が、正直言って、野党の追及が弱いことにちょっぴり驚いた。あまり迫力が感じられなかった。(???)

 野党時代の参院自民党だったら、もっと徹底的に攻めていたに違いない。当時の外交防衛委員会で繰り返されていた山本・佐藤砲(山本一太&佐藤正久氏の連続質問)が炸裂していたら、少なくとも10回以上は委員会が中断していたはずだ。(苦笑)

 イラク日報をめぐる不祥事が、文民統制を揺るがす深刻な問題であることは間違いない。でも、財務省による森友決裁文書改ざん問題とは本質的に違う。この2つを同列に捉える(=一緒くたにする)のは良くない。そう考える理由は次回(?)のブログで。

 衆院本会議の日程が狂ったために、午後の幾つかの会議は急遽、キャンセルになった。夜は親しいマスコミ関係者との会食。政局の展望はもちろんのこと、政治とメディアのあるべき関係についても議論になった。「放送法の改正」は、やはり慎重に議論すべきだと思う。

追伸:何度でも言う。現時点でも国民の6割以上(特に女性の7割)が反対している「カジノ法案」を今国会で強引に成立させることは、どうしても賛成出来ない。最大の課題は依存症対策ではない。マネロンのような犯罪を防ぐ手立てがないことだ。