2018年3月26日

 20時過ぎ。新幹線で東京に向かっている。

 夕方の列車で群馬県に入った。4月に行われるみどり市長選に自民党推薦で立候補する予定の前県議の座談会に出席するためだ。2ヶ所で激励の挨拶をした。

 「今回、選挙公約を守って3期目で勇退する石原条市長の後継として、みどり市を大きく発展させられるのは、このひとしかいません!」と力説した。前県議の市長選出馬に伴って行われる県議補選では、地元支部の公募で選ばれた若手市議の公認を決めている。みどり市長選挙も、県議補選も両方、勝たねばならない!

 さて、本日は午前9時からの参院予算委員会(集中審議)に出席。午前9時30分から自民党を代表して質問に立った。自分の持ち時間は30分。森友決裁文書改ざん問題、北朝鮮情勢について政府の見解を質した。

 決裁文書の改ざんに関しては、財務省(官房長と理財局長)に「普通の国民が抱くシンプルな疑問」をぶつけた。多くの国民が、「こんな大量の改ざんを役人だけの判断で出来るわけがない!」と考えていることも伝えた。質疑の結果、次の3つのことに関しては、財務省が(改めて)「事実だ」と断言した。

1.総理も財務大臣も改ざんを全く知らなかった。
2.佐川前国税庁長官(当時の理財局長)は改ざんを知っていた。
3.財務省の官房も総理官邸も、今回の公文書改ざんには一切、関わっていない。

 現時点では、「誰がいつ誰に何のために改ざんを指示したのか?」は調査中(=明確になっていない)であり、まだ明確になっていないとのことだった。決裁文書の原本(オリジナル)についても、本省の電子決裁1件が公表されただけだ。

 答弁した財務省の官僚たちに対して、次のように強く迫った。

 「懸命に調査の作業を進めているとは思うが、『いつ調査結果を報告出来るかは分からない』というのでは、とても国民の理解は得られない。最終報告まで時間がかかるなら、せめて中間報告を出すべきではないか?!」

 「最も大事なのは国民が政府の説明に納得するかどうかだ。普通の国民が抱くシンプルな疑問を払拭出来ない限り、政府への信頼は取り戻せない!」

 「この質問の前に、本省決裁(電子決裁)のオリジナルが出て来たのは良かった。が、どんなに時間がかかろうと、書き換えられた全ての決裁文書のオリジナルを国会に提出してもらいたい!」

 明日、佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問が衆参の予算委員会で行われる。刑事訴追の可能性も考えながらの答弁になる。佐川氏が(同席する弁護士と相談して?)「証言を拒否する」場面も少なからずあるだろう。

 ここは与党とか野党の立場を超えて申し上げたい。明日の証人喚問で、佐川前長官には「知りうる限りの事実」を語っていただきたい!公文書の改ざんは、民主主義の根幹を揺るがす大問題なのだ。決裁文書の改ざんを知っていたのなら「知っていた」と、知らなかったのなら「知らなかった」と正直に言って欲しい!

 もし本人が改ざんを指示したのなら、潔くそのことを認めてもらいたい。万一指示していないとしたら、「誰が何のためにやったのか?」に関して、知っていることを洗いざらい話してもらいたい!それがこの事件の解明に繋がる。

 あ、間もなく東京のアナウンス。