2018年2月24日

 早朝。生まれ故郷の草津温泉で目が覚めた。天狗山スキー場に到着したのは午前9時。スキーとウェアをレンタルするため、背広姿のままレストハウスに向かった。途中でスノーボードを持った親子に呼び止められた。

 「あ、山本一太さんですね。ツイッターを見て、今日、草津に来られることは知ってました。今、火山の噴火で大変な時だと思って、草津温泉を応援するために、息子と2人で滑りに来たんですよ!」

 「え、そうなんですか!それは嬉しいなあ。ありがとうございます!」

 さっそく3人で記念撮影!この写真は今晩、必ずツイッターにアップする。それにしても、ちゃんと名刺もらっておけば良かったなあ。草津ネイティブの1人として、心から感謝しています!(感激😂)

 地下にレンタル施設のあるレストハウスの前で、中学校の同級生(草津スキースクールの先生)と草津観光公社の社長を務める中学時代のクラブの先輩が出迎えてくれた。N先輩、あの頃と雰囲気が全く変わっていない!(笑)最後までいろいろとご配慮いただき、ありがとうございました!!

 更衣室でスキーウェアに着替えて、さあ出陣!頼りになる中学時代の同級生は、ストックの代わりにハンディーカムを持って同行。リフトで移動中も、ゲレンデでも、動画撮影に協力してくれた。(感謝)さすがはスキー学校のコーチ。どんな急斜面もストック無しで滑り下りていく技術に感動した。👌

 草津白根山噴火の影響(=風評被害)は続いているものの、草津のシンボルである「湯畑」周辺の客足は、ほぼ噴火前の状況に戻ったようだ。宿泊のキャンセルが続いた時期でも、新規の予約が無くなることはなかった。もともと草津温泉が全国有数の人気を誇っていたことは、不幸中の幸いだった。ただし、周辺部の旅館・ホテルは、依然として厳しい状況に置かれていると聞いた。

 最も心配していたのはスキー客の激減(?)だ。が、今回、視察した草津町の3つのスキー場(天狗山、御成山、青葉山)では、思った以上の数のスキーヤーやスノーボーダーがスノースポーツを楽しんでいた。(ホッ)

 草津町観光公社のトップでもあるN先輩の話によると、「スキー場のほうでも、何とか5、6割までは回復した」とのこと。家族連れで遊びに来たひとも多かった気がする。事実、天狗山の麓では、子供向けのスキー教室が開かれていた。

 先ずは天狗山のリフトに乗って御成山へ。御成のゲレンデで軽く足慣らしをした後、御成山から殺生河原(青葉山)に向かう3人乗りのペアリフト(いわゆるロマンスリフト)に乗った。目的地までは約20分。久々に草津の自然と澄んだ空気を堪能した。

 ロマンスリフトを降り、そのまま青葉山スキー場のリフト乗り場に向かってスケーティング。その途中、今回の事件で閉鎖の決まった本白根行きのロープウェイの麓駅に立ち寄った。もちろん、ゴンドラは停止していた。

 前回のブログでも触れたが、本白根スキー場の閉鎖を決めた黒岩町長の判断は正しいと思う。何よりスキー客の安全を第一に考えるのは当然だ。

 が、(これも繰り返しになるが)子供の頃から何百回も行ったあの「振り小沢コース」は2度と滑れない。逢の峰の山頂からの景色も見れなくなる。思い出の詰まった場所だけに、少し悲しい気持ちになった。(ため息)

 青葉山は御成山より上級者向けのスキー場だ。ここも何度か滑ってみた。今年の1月に還暦(60歳)を迎えたとはいえ、スキー少年だった頃の感覚は残っている。少しずつ、身体がスピードに慣れて来た。

 青葉山から「しゃくなげコース」を通って天狗山の麓に戻った。白銀の世界を楽しみながら、ゆっくりと滑走した。冷たい(でも心地のいい)風を顔に受けながら、何度も思った。「ああ、何て綺麗な景色なんだろう。こんな故郷があって、本当に幸せだ!」と。😆

 最後にもう一度、天狗山の山頂に立った。天狗山のゲレンデの正面(上の部分)は、「大斜面」と呼ばれる上級者向けのスロープだ。最大斜度は30度。昔に比べるとギャップは少なくなったが、やっぱり急斜面だ。(ふう)

 小学校の頃は躊躇なく立ち向かっていた斜面が、とても危険に(笑)に映った。還暦らしい分別を持って、慎重に滑走した。そりゃあ、そうだ。頭の中のイメージと身体能力に明らかな差があるのだ。足でも折ったらシャレにならない。案の定、途中で膝がガクガクした。😅

 草津白根山の噴火後も稼働している草津温泉の3つのスキー場に足を運んだ。実際に滑って見たが、(現時点で)噴火の影響は微塵も感じられない。とても安全だと感じた。その後、火山活動も落ち着きつつあるようだ。

 前回のブログにも書いたが、改めて内外に発信したい。皆さん、山本一太が生まれ育った草津温泉は、本当に素敵なところです。「草津よいとこ、一度はおいで!」温泉も自然もスノースポーツも最高です!!👍

 常に安全を最優先する草津町の情報をよくチェックした上で、安心して草津温泉に遊びに来てください!!

追伸:ロープウェイの山頂駅に取り残された方々の救助のために奮闘した地元のスキーパトロール隊、草津のスノースポーツを盛り上げようと頑張っているスキースクールの先生たちも激励した。

 昼12時。スキー場の視察を終え、N先輩、山本一太草津町後援会の幹部でもある小・中学校時代の同級生等と天狗山のレストハウスで一緒に昼食(バターカレー)を食べた。レストランは多くのスキー客で賑わっていた。😊

 山本一太は、この町で生まれ、この町で育った。生粋の「草津っ子」であり、純度100%の「群馬県人」だ。(笑X2)だから、もう一度、言わせて欲しい!頑張れ、草津温泉!!