2018年2月11日

 昨日のブログを読んだ複数のひとから電話があった。こんなやり取りを交わした。

 「一太さん、珍しく厳しく秘書を叱ったと書いてあるけど、大丈夫ですか?まあ、いろいろなことを考えて書いてるんだろうけど。」

「ええ、少し興奮してしまったことを反省する意味でも、ブログに残しておきたかったんです!」

 「一太君、いつも『秘書はよくやってくれている。とても感謝している』と言っているのに、どうしたのかなと思った。よほど腹に据えかねたことがあったんだね!」

 「いや、そんな大したことじゃないんです。(笑)え?来年の選挙の前に今のチームを変えようなんて、全く考えてません!自分はとても正直なので、一緒に働きたいひとしか採用しませんよ。だいいち、秘書として活躍してもらうためには、少なくとも10年のキャリアが必要なんです!」

 その秘書チームの奮闘で、3月から4月にかけて、次々に国政報告会の日程が入りつつある。3月3日(土)には、先日、発足したばかりの安中後援会の役員会が、3月8日(木)には、桐生・みどり地区の国政報告会が正式にセットされた。

 「山本一太政経セミナー&ライブツアー2018」のポスターもやっと(ほぼ自分のイメージどおりに)仕上がった。(ふう)今月中に県内各地に出現する予定だ。政治家のポスターとしては、これまでと違うインパクトがあると思う。(笑)そりゃあ、そうだろう。山本一太事務所の総力をあげたプロジェクトなのだ。(笑)間違いなく、あちこちで話題になるだろう。😆皆んな、頑張ってくれて、ありがとう!!

 本日も終日、地元日程。夕方、山本一太沼田後援会の会長をお願いしている某市議の市政報告会に出席。来賓として挨拶した。冒頭、昨年の衆院選挙のお礼を述べた。4月の沼田市長選挙(県連として現職の横山市長を推薦)のお願いも忘れなかった。

 さて、先日、あるところで、こんなことを囁くひとがいたそうだ。「山本一太があちこちで新しい後援会を立ち上げている。狙いは知事選だろう。現職の大沢知事に対抗しようという動きではないか?!」

 これには笑った。特に「現職の知事に対抗するため」という件は傑作だ。次の2つの点で「全く的外れの指摘」だと言っておく。

 第1に、「現職の知事に対抗して何かをしよう」などと思ったことは一度もない。(笑)大沢県政の評価を聞かれる度に、「地元の交通網整備を含め、着実に実績を積み重ねている。ぜひ頑張って欲しい!」と答えている。ましてや、知事批判など全くやっていない。

 ただし、群馬県の存在感や発信力を高めるという面では、知事としても十分に対応し切れていない部分がある。そこらへんについては、県連全体で応援していきたいと考えている。同じ目的のために、力を合わせたほうがいいに決まっているではないか!

 そう考えたからこそ、県連会長肝いりのタスクフォースで纏めた「群馬県ブランド力強化」の提言を知事に手渡したのだ。「大沢知事にはもっと前面に立って、群馬県の魅力を発信していただきたい!県連としても、あらゆる協力を惜しまない!」知事にもそうお伝えした。

 残念ながら実現には至らなかったものの、過去には世界的にも注目されている気鋭の女性アーティストを知事に紹介しようとしたこともあった。こういうひとに、世界遺産(富岡製糸場)のPRを担当してもらえたら、スゴく面白いものが出来るのではないか?そう思ったからだ。

 さらに言うと、(これもうまくいかなかったが)総理を含む第二次安倍政権の全閣僚が出演している山本一太のネット番組に愛知県の大村知事と群馬の大沢知事を一緒に呼ぼうとしたのは、日本屈指のソフトボール王国の2人の知事に、「東京オリパラ以降のソフトボール競技の五輪種目への復活キャンペーンは、大沢・大村両知事が中心になって引っ張っていく!」というメッセージを内外に発信してもらいたかったからだ。今でも、このプロジェクトは「大沢知事の知名度アップ」(=発信力強化)に繋がると信じている。

 次のこともつけ加えておこう。少し前の地元紙(上毛新聞)が来年夏の知事選に関する記事を掲載した。「大沢知事はまだ次回選挙への態度を明らかにしていない。この夏でいよいよ次の知事選まで1年になる。今後、水面下の駆け引きが強まるだろう」という意味のことが書かれていた。

 翌日のブログにこう記した憶えがある。「あの記事には違和感を覚えた。まだ任期を1年半も残している現職知事に対して、今から次の選挙に出るかどうか明確にしろなどと迫る(=今から知事を引き摺り下ろそうとするかのような動きをする?)こと自体がおかしい。そういうことはやるべきではない。知事が続投されるにせよ、勇退するにせよ、態度を表明するのは(せいぜい)選挙の数ヶ月前だろう」と。

 第2に、3年前から全県の後援会組織の拡充・強化を進めて来たのは、大沢知事に対抗するためではない。自民党が今度こそ逆風に見舞われると覚悟している1年半後の厳しい参院選挙を勝ち抜くためだ。

 知事選に関する山本一太のスタンスは明快だ。「現時点で知事選への出馬は全く考えていない。参院選を戦う準備を粛々と進めていく。ただし、何が起こるか分からない政治の世界だ。100%ないとは言わない!」これが最も正直な答えだ。これ以上でも、これ以下でもない。

 そもそも、群馬の自民党はずっと大沢知事を支えて来た。その現職知事と「選挙で争う」などというのは、想像したこともない。(笑)いや、どう考えてもそれはないと思う。(笑X2)が、万一、百万分の1くらいの確率で(?)そんな事態になったとしよう。

 無礼を承知で申し上げると、「3年かけて全県の後援会を必死に再構築し、5月までに全地区での国政報告会を終わらせ、6月から年末までは、毎月のように革新的な政治イベント(政経セミナー&音楽ライブ)を開催する。年が明けたら、模擬選挙(全県を回る街頭演説ツアー)を展開。4月の県議選で全県を飛び回り、再び模擬選挙に突入。そのまま参院選を迎える。ここまでやって初めて逆風を乗り越え、これまでで最強のライバル候補に打ち勝つチャンスが出て来る!」とまでは思わないかもしれない。

 これも理由は明確だ。またまた物議を醸すかもしれない表現ではあるが、率直に言わせてもらう。自分が1年半後に参院選で戦うことを想定しているのは、野党共闘(野党候補一本化)の枠組みに支えられた自分よりふた回り以上も若い女性候補だ。現時点では見当たらないが、どこかで必ず出現すると思っている。すなわち、今の大沢知事より「ずっと全県選挙の強い」ライバルを念頭に置いているということに他ならない!(知事、無礼な言い方でごめんなさい!😅)

 まとめて言うと、つまりこういうことだ。真面目に仕事に取り組んでいる現職知事の「足を引っ張ろう」などという了見の狭いことは考えていない。いわんや、次の選挙で大沢知事に対抗する(?)ために選挙態勢を強化しているなどという意識は毛頭ない!バカバカしい計略なんて時間の無駄だ。(笑X2)

 ついでに書いておくが、この先、自分が政治家としてどんな道を選ぼうと、「このひとが応援してくれるならやる!」とか、「この組織が支持してくれないからやめる!」とか、そんなことで判断が左右されることはない。「選挙に勝てそうだから突っ込む!」とか、「形勢が不利だからブレーキを踏む!」とか、そんな思考回路もない。頭脳がシンプルなのだ。(笑)

 要は、そうすることが県民のためになり、日本のためになり、自分にとってもさらにやり甲斐があると確信出来るかどうかだ。そして、ボヘミアン政治家(?)の哲学をよく知るひとたちは皆、分かっている。「あいつはやると決めたらやる!誰が何と言おうと、何があろうと逡巡せずに飛び込む!」と。

追伸:山本一太知事待望論を唱える人たちがよく口にする台詞に、こういうのがある。「だって、一太さん。あなたが知事選に出れば必ず当選出来るじゃないか!過去4回の全県選挙で圧勝を重ねて来た山本一太に勝てる候補者なんて、県内どこを探しても見当たらないよ!」

 最近、2人の支援者が同じデータに言及して、同じ趣旨のことを言った。どう考えても、示し合わせた感がある。(苦笑)そのまま(出来るだけ正確に)書く。

 「あのね、例えば現職の大沢知事は過去3回、選挙を戦っている。最初は自民党公認候補として30万票で当選した。2回目は自民党と公明党の推薦で立候補して39万票。2年半前の3回目の選挙はやはり自民党と公明党の推薦で出馬して36万票だよ。」

 「つまり、前回に比べて3万票、減らしたということだ。普通で考えれば、次の選挙で得票が増えることは考えにくい。大沢知事が次の選挙に出馬したとしても、恐らく36万票を下回る。私たちはそう見ている。」

 「それに比べて、山本一太の前回参院選での得票数は58万票。同じ全県選挙で現職の知事の票を22万票も上回っている。これはスゴいことだ。共産党に加えて民主党候補も立候補した選挙で、7割以上の得票率をマークしたんだ。前々回も50万票以上を獲得しているし、4回の選挙で一度も票を減らしていない。」

 「しかも、今からこれほどの勢いで全県を飛び回って選挙態勢を整えているんだ。誰が見ても、『現職知事より山本一太のほうが選挙が強い』『知事選で戦ったら必ず山本一太が勝つ!』と思うよ!そうでしょう?!」

 この見方については、やんわりと反論した。「知事選に出れば、山本一太は必ず当選する!」などとは全く思っていない。そこまで自惚れていない。(苦笑)この件については、「知事待望論」の続編で触れる。