2018年2月5日:パート2

 22時30分。東京の部屋でキーボードを叩いている。

 13時。前橋市内の自民党県連本部へ。某県議と2人で群馬県庁の県土整備部長に会った。議論の詳細は改めて書く。とても勉強になった。

 17時。都内の自民党本部で行われた県連所属国会議員・県議団執行部の会議に出席。県議団からは、狩野幹事長を含む4人の幹部が参加。国会議員側は、10名のうちの8名(2名は出張中)が集まった。

 冒頭、群馬大学学長、医学部付属病院長、群馬県医師会長から群大病院の「拠点病院への復帰問題」について最新の説明を聞き、意見交換。狩野幹事長の提案もあり、今後は県連全体でこの問題に取り組む態勢を整えることになった。その他、県議団側から県連の収支報告、本年の活動計画等の説明を受けた。全て了承された。

 これまで、国会議員団と県議団のコミュニケーションは、あまりに希薄だった。この合同会議を契機に、数ヶ月に1度は定期的に会合を持つことになった。とてもいいことだ。😊県議団幹部の皆さん、東京まで足を運んでいただき、ありがとうございました!

 さて、ここからは前回のブログの続編。今だから言うが、名護市長選挙の応援に入った際、「今度こそ勝てる!」と思った。4年前に応援に来た時と雰囲気が全く違っていたからだ。

 前回に比べて、遊説カーに手を振るひとの数がずっと多かった。街頭演説にも手応えを感じた。「友党の公明党が本気で支援してくれている!前回とは勢いが全く違う!」そういう声もあちこちで聞いた。

 自民党本部の世論調査では、「投票日の1週間前に現職にほぼ追いつき、数日前にやや逆転」という流れになっていた。とぐち陣営が最重視していた期日前投票が「最終的に4割を超える見込み」という情報も伝わっていた。「流れはこちらに来ている!」と感じた。とぐち候補との街頭演説に「思わぬ妨害が入った」のも、相手陣営(?)が焦っている証拠だと思った。

 ところが、先月末頃から、稲嶺候補が「大幅にリードしている」かのような地元メディア(?)等の世論調査の数字が出回った。あまりの大差に、「この結果は、どう考えてもあり得ない。誰かが数字を勝手にでっち上げて流しているのではないか?いわゆる情報戦略に違いない!」と考えた。「いや、これは陣営を引き締めるために活用すればいい!」とも。

 複数の民間機関の調査でも「現職有利の情勢になっている」みたいな嘘の(?)ニュースが最後まで飛び交っていた。

 昨日の開票日、期日前投票は「6対4」くらいでこちらが優勢、当日の投票は五分か、向こうがやや先行という話が(信頼出来る筋から)伝わった。「投票率が前回より大幅に上昇する(=8割を超える?)ような状況になればともかく、普通に考えれば、とぐち候補の勝利は動かないだろう!」そう信じていた。

 ところが、22時になっても、NHKが当確を打たない。一瞬、「まさかとは思うが、何かの異変でかなりの接戦になっているのか?!」という不安が過った。名護市長選に関する短いブログを掲載した直後に、「とぐち候補が当確」というニュースが飛び込んで来た。胸を撫で下ろした。(ホッ)結局、予想を上回る票差での勝利だった。名護市民が「変化を望んだ」ということだ。

 当選の報を聞いて、最初に頭に浮かんだのは次のことだった。

 「なるほど、選挙に関しては、やはり自民党本部の調査が最も確度が高い。過去2回の国政選挙でも、ほぼ的中した。これまで外れたのは、東京都議選(外れたというより作戦で情報を加工した?)くらいだろう。」と。

 理由はシンプル。主要メディアに比べても、調査のサンプル数が多いからだ。詳しい手法は書かない。万一、地元メディアが本当に「現職優勢」というデータを弾き出していたとすれば、(余計なお世話ではあるが)「世論調査の手法を見直したほうがいいのではないか?」と思ってしまう。(苦笑)

 もう1つ、今回の選挙戦で見せつけられたのは、小泉進次郎衆院議員(筆頭副幹事長)の人気(=集客力=集票力)の凄さだろう。1月31日の沖縄入りでは、3つの会場で「併せて(実数で)3000人以上を集めた」とのこと。投票日前日の2度目の遊説でも「聴衆は2500人」と聞いた。あの名護市で「2500人の市民を集める」なんて、並大抵のことではない。(驚)事実、進次郎氏が最初に遊説を行った31日以降に「期日前投票が急激に増えた」そうだ。

 「自民党の応援弁士として最も強力なのは安倍総理!次が小泉進次郎氏!」と言い続けて来た。が、現時点で小泉進次郎衆院議員の「集客力」は、恐らく安倍首相をも凌駕している。😅過去20年、こんな若手議員は誰もいなかった。自民党はこの「30代のスター政治家」を大事に育てなければならないと思う。

 あ、お湯が沸いた。もう一杯、熱い紅茶を飲む。