2018年1月29日:パート2

 間もなく23時。東京の部屋でパソコンを起動させた。お、ゆずれもんサイダー、結構、美味しいじゃないか!

 18時30分から山本一太高崎後援会役員との新年懇親会。10数名の幹部が集まった。それぞれ高崎を動かす魅力的なひとたちばかり。改めて思った。「こんないい後援会を作ってもらって、本当に幸せだ!」と。😊

 沖縄問題から外交、経済、高崎市の現状、政治のあり方まで、あらゆる話題で盛り上がった。11月の高崎での「政経セミナー&音楽ライブ」への協力もお願いした。

 気がつくと2時間半近くが経過。スゴく楽しかった。いつも、このくらいゆっくり話せるといいなあ。心が通じるもの。

 後援会長(頼りになる兄貴分)のアドバイスは、今回もしっかり胸に刻んでおく。全員が、今の野党には手厳しかった。「また分裂騒動だってね。国民は、もう2度と野党に期待しないよ!」と。

 嬉しかったことが2つ。1つ目は、河野太郎外相の評価が高いこと。何人かがこう話していた。「河野太郎といえば、昔はへそ曲がりで突出している印象しかなかったけど、外務大臣になって変わったよね!落ち着いているし、英語も堪能。まさに適材適所だ!」

 2つ目は、高崎担当秘書の評判が良かったこと。👍「00秘書は本当に良くやっているよな!」「フットワークが他のひとと違う!」どの地域でも、秘書が褒められると、ニッコリしてしまう。

 へえ、00社長はエアロスミスが好きだったのか!もっと早く知りたかった。「一太さん、群馬縦断ツアーのフィナーレは、東京ドームでボブディランとの共演!これでどうですか?!(笑)」だって。それは(さすがに)難しそうだ。😅

 さて、昨日の夕方、草津町で黒岩信忠町長と会った。草津白根山噴火をめぐる状況について詳しく話を聞いた。

 噴石で自衛隊員に犠牲者が出たのは、本当に残念だった。ご遺族の方々の心情を思うと胸が痛む。噴火の際、自衛隊員たちは平らな場所にいたらしい。そのため、噴石を避けにくかったようだ。

 黒岩町長の話を総合すると、避難者の救出オペレーション全体は、かなりうまくいったと言っていいと思う。当初、山頂のロープウェイ駅に取り残された80名の救出には「2日間くらいかかる」という見方もあったようだ。

 避難した人たちの救出には、山頂に着陸したヘリも役目を果たした。が、それ以上に草津町のスキーパトロール隊が奮闘した。彼らが5台のスノーモビルで石を避けながら坂を登り、ピストン輸送を繰り返したのだ。18時頃までには、全員の救出が完了したとのこと。

 黒岩町長が特に感謝していたのは、自衛隊の迅速な対応だ。町長は噴火を見るや否や、自衛隊の派遣を要請した。相馬原駐屯地の第12旅団長がその日のうちに、ヘリで草津まで飛んで来たそうだ。

 「旅団長と2人でいろいろな相談をしたが、とにかく決断が早い。自衛隊が災害救助で本当に頼りになる存在だと改めて痛感した!」と語っていた。

 町長によると、今の最大の課題の1つは、噴火した現場を監視するための町所有のカメラの機能を維持することだ。細かいことは書かないが、関係省庁とも相談しながら、対策を練っていると聞いた。

 町長との面談の後、町長室の隣の部屋で火山研究者とも言葉を交わした。一部のマスコミ等で指摘されている「融雪泥流」が発生することは「考えられない」との分析だった。

 理由はシンプル。それだけの熱量が出ていないからだ。最も心配すべきは、今回の噴火がマグマ噴火に移行する可能性だろう。この点については、十分な警戒と監視が必要だと思う。

 風評被害についても聞いた。1月28日17時時点でのキャンセル件数は5千件を上回っている。が、同時に新規予約件数も3千件近くある。黒岩町長は、「草津温泉観光協会に2千万円の予算をつけようと思っている。観光客を取り戻すための情報発信をお願いする!」と話していた。

 草津町役場を出て、温泉街(町のシンボルである「湯畑」)に向かった。ライトアップされた温泉街に、火山噴火の影響は全く感じられなかった。

 草津町の皆さん、いろいろ大変だと思いますが、頑張ってください!草津で生まれ育ち、草津を愛する国会議員として、私も出来る限りのお手伝いをさせていただきます!

追伸:数年前の大雪被害の時と同様、今回も黒岩町長の高い危機管理能力が遺憾なく発揮されている。そのことを強く感じた。町長の哲学は「隠し事をしない(=嘘をつかない)」ことだ。その上で、次のような趣旨の話をしていた。

 「一太さん、最も重要なのは安全確保だと考えています。ビジネスも大事ですが、草津町はビジネスよりサイエンスを優先する。気象庁の専門家や火山学者の意見を尊重するのは言うまでもありません。」

 「さらに言うと、災害対策法、気象業務法、活火山対策特措法等の法令を重視して対応する。そうしたことを踏まえた上で、ビジネスがあると考えています。」