2017年12月5日

 

 21時過ぎ。夕食のカレーがまだ消化されていない。(ふう)運動する前に本日のブログを書く。1日をザッと振り返ると…。

 午前8時から「国民医療を守る議員の会総会」と自民党政調全体会議(テーマは新しい政策パッケージ案と平成30年度予算編成基本方針案)に続けて出席した。

 「国民医療を守る議員の会総会」での議論を聞きながら、改めて痛感した。「日本の国民皆保険はクールジャパンの1つだ!」と。

 そもそも、日本くらいの人口を抱えた先進国において「これだけの低負担でここまでの医療を提供している」国家はない。欧米で入院や手術にどのくらいのお金がかかるのか?日本の医療と比較して、どこがどのくらい違うのか?そのことをもっと国民に知ってもらうべきだと思う。

 国民医療を守る会の総会の雛壇(日本医師会役員の隣)に伊達忠一参院議長が座っていた。これには驚いた。申し訳ないが、仮にも「三権の長」が自民党の議員連盟に顔を出すこと自体、極めて異例だ。

 ずっと言おうと思って我慢して来たことを言わせてもらう。伊達忠一議長には、もう少し参院議長というポストの重みを自覚していただきたい。(ため息)参院議長に就任した時点で、党籍も離脱しているはずだ。

 下書きだけ書いて掲載しなかったブログ「伊達参院議長にお願いしたい3つのこと」(タイトルは仮称)を近いうちにアップする。そう決めた。

 昼12時。参院自民党の執行部会へ。13時から外交防衛委員会。終了後、マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟総会に合流。自民党クールジャパン特命委員長として「ナショナル・マンガ・センター構想」にエールを送った。

 18時から理髪。髪型がスッキリした。もともと髪の毛が多い上に、スゴいスピードで伸びる。脳に行くべき栄養が全て毛髪に取られているとしか思えない。(ガクッ)

 さて、SNS上で動画の一部が切り取られ、「時間つぶしの余興」などとして拡散された先般の参院予算委員会総括質疑での山本一太の質問に、依然として関心を持ってくれている人たちがいるようだ。理由はシンプル。「直滑降ブログ」に書いたからだ。(笑)

 今日の午後、東京新聞(中日新聞東京本社)特別報道部の池田悌一記者から、この件に関する取材のお願いがファックスで送付されて来た。「ご本人のブログで意図を説明しているが、改めて発言の意図とSNS上の指摘をどう受け止めているかについてコメントが欲しい」とのこと。「本日5日の19時までに電話か書面で回答をいただきたい」と記してあった。丁寧な文章だった。

 書面を作る時間がないので、池田記者本人に電話した。質問の意図と目的を丁寧に説明した。この件がどんなトーンの記事になり、その中で自分の発言がどう使われるのかは分からない。が、メディアはもともと権力を監視するためにある。政治とマスコミの間にある種の緊張感があるのは当然だ。

 政治家(国会議員)だもの。様々な問題で評価されたり、批判に晒されたりするのは最初から覚悟している。ただし、(以前から言っているように)名前を名乗らずに(安全な場所から)他人を攻撃するのは卑怯だ。要は誰の責任で発せられた言葉かが分かればいい。賛同したり、何かに気づかされたり、反論したり出来る。でしょう?!

 たとえば、参院自民党(政策審議会)の中で中身を練り上げ、参院から提出したいと考えている議員立法に関して総理と担当大臣の理解を求めた山本一太の質問の手法が「強引過ぎるのでは?」みたいな批判なら、それはそれで分かる。

 が、恐らく最初のツイートをした「水」(?)とかいうアカウントを通じて安倍政権に批判的なツイートを繰り返すこの人物は、政治家として真剣勝負で臨んだ質疑を「時間つぶしの余興」などとこき下ろした。衆院で「与野党質問時間の配分の見直し」を主張している自民党を攻撃するために「何か使えるネタがないか?」と探していたに違いない。

 たまたま(与野党質問の配分見直し議論など起こっていない参院の審議で)「印象操作のやりやすい素材」を見つけて、巧みに揚げ足を取った。そうとしか思えない。

 自分のような「不器用に真っ直ぐな人間」の目には、これが「汚い手口」に映る。こういうことをやる人間が最も嫌いなのでそう書かせてもらった。(スッキリ)

 昨年、国会で平和安全法制が議論された際、維新の会は対案を出した。特別委員会で質問に立った維新の質問者は、総理や関係大臣に対して「自分たちの法案の内容を取り入れる」よう強く迫った。安倍首相が「かなり前向きな」答弁をした場面もあった気がする。

 当時の民主党は領域警備に関する法案を提出した。個人的には「意味のある法案」だと思っていた。この法案に関しても、提案者の1人(?)が委員会の質問で「政府による前向きな検討」を強く促していた記憶がある。

 政権与党の声が野党より政府に届きやすいのは当たり前だ。が、与党議員であろうと野党議員であろうと、自分たちが「この国のために必要だ」と信じる政策や法案に関して、国会審議で総理や担当大臣に理解を求めることの何が悪いのか?ましてや、なぜそれが「時間つぶしの余興」になるのか?どうしても理解出来ない。

 しかも、総理と世耕大臣に法案への支持を求めた場面は、90分間の質問のうち、1回だけ(時間にすると1分弱?)ではないか!

 加えて言うと、山本一太の質問が(他の衆参の与党議員の質問と比べて)緊張感を欠いていたとは、どうしても思えない。事実、委員会のTV中継を見ていた人たちの中には、「与党でも歯切れよく突っ込んでいた」という評価も結構あった。

 SNSで拡散された「切り取られた短い質疑」の場面を見て、「けしからん!」「時間の無駄だ!」とリツイートしたひともいるだろう。が、逆に(このブログを読んで)「なるほど、この人物はとにかく反自民なんだな!」「悪意に満ちた揚げ足取りだ!」「政権批判のネタにするための印象操作じゃないか!」と感じるひともいて欲しいと思ってしまう。😆

追伸:過去のブログでも言及したが、参院での国会審議(質疑)は、以前から「与党5、野党5」という配分でやっている。自民党が野党時代に進んで与党に質問時間を譲り、「与野党ほぼイーブン」にしたのだ。

 参院に比べると、衆院の「与党2、野党8」というのは、いかにも極端な気がする。が、それでも自分は「野党の質問時間を削るのは簡単なことではない。衆院のことは衆院で決めればいいと思うが、強引に数の力で決着を図るようなことはすべきでない!」と言い続けて来た。

 が、主要メディアがここまで「与野党の質問時間を見直すなどというのは自民党の横暴だ」みたいな報道を続けているにもかかわらず、国民の半数は「与党の時間をもっと増やしてもいい!」と考えている。地元の有権者も(意外なことに)6割くらいは「質問時間の再配分」に反対していない。

 なるほど、だからこそ、一部のマスコミや反自民の人たちは、執拗なまでに「与党の質問は意味がない」みたいな証拠を執拗に探し、国民にアピールしようとしているのか!

 今回のことで、衆院の質問時間再配分についての考え方が少し変わって来た。(苦笑)