2017年11月17日:パート2

 夕方。新幹線で地元に向かっている。今日は上毛高原駅で降りる。沼田市内で1つ大事な用事を済ませてから、高崎の国政報告会に向かう予定だ。

 13時30分から所要20分の参院本会議。安倍総理の所信表明演説を聴いた。驚いたのは、野党席からのヤジが少なかったこと。終盤で少し騒がしくなったものの、(以前と比べると)明らかに元気が感じられない。衆院選の惨敗、最大野党の分裂の後遺症もあるとは思うが、野党全体が「目的を見失っている」かのように感じた。

 「国会の一強多弱は好ましくない」という山本一太のスタンスは変わらない。が、「与党と競い合える野党」の出現を期待するのは(少なくとも当分の間)無理だ。そのことを痛感した。(苦笑)

 「民主主義を健全に機能させる」ためには、自民党内(派閥間)でバランスを保つ環境を作る以外にはなさそうだ。万一「擬似政権交代サイクル」が実現したら、「希望の党」は存在理由を失う。安倍総理を支える最大派閥(細田派)は100人に迫る勢力だとか。麻生派にも、岸田派にも、ぜひ頑張ってもらいたいと思う。

 改造内閣の全閣僚が参院本会議の雛壇にずらっと並ぶシーンを初めて見た。そりゃあ、そうだろう。8月に改造して以来、(閉会中審査を除き)本会議の代表質問も常任委員会での質疑も行われていないのだ。😅

 議場の最後列の席から、改めて閣僚の顔ぶれを見渡してみた。なるほど、「仕事師内閣」の名に恥じない面々ではないか。

 安倍総理と麻生財務相(副総理)、在職日数の記録を更新中の菅官房長官は不動の布陣。今回の改造人事での「目玉閣僚」は、野田聖子総務大臣、河野太郎外務大臣、小野寺五典防衛大臣の3人だと言われている。が、林芳正文科相、茂木敏充経済担当相、加藤正信厚労相、世耕弘成経産相等も安定感抜群!当選3回で抜擢された斎藤健農水大臣だって「あらゆる状況」に対応出来る政策通だ。

 参院本会議終了後、「ロイヤルブルー」のスーツが良く似合っていた野田聖子総務大臣と議場近くの廊下で遭遇。短く言葉を交わした。

 「あ、いっちゃん!この間、テレビの一太特集(恐らく「ジョブチューン」のこと)見たよ!」「あ、あれね。(笑)そうそう、野田大臣、どこかでぜひ、『直滑降ストリーム』に出演してください!」「うん、分かった。日程を調整しないとね。」

 以前から言っているように、来年の自民党総裁選を「無投票」みたいな形で終わらせてはならない。野田聖子さんにも、石破さんにも、岸田さんにも、ぜひ立候補していただきたいと思う。

 あ、間もなく上毛高原駅。この続きは次回のブログで。