2017年11月8日

 午前1時過ぎ。睡魔と闘いながら、ブログを書き始めた。

 本日は朝8時の自民党海洋総合戦略小委員会(武見敬三小委員長)の会議から日程がスタートした。関係省庁から次期海洋基本計画策定に向けた検討状況を聴き、それを踏まえて議論した。

 もちろん、自分も意見を述べた。EEZ(排他的経済水域)の権益確保や海域管理に関する法整備の必要性を、次の基本計画に「より明確な形で盛り込む」ことを政府に強く要請した。

 16時。党本部で行われた「人生100年時代戦略本部」(本部長:岸田文雄政調会長)の初会合に自民党政調会長代理として出席。自民党が選挙で公約した「人づくり革命」に関して活発な意見交換が行われた。久々に自民党らしい風景が戻って来た感じだ。(ニッコリ)この件については、改めて書く。

 19時30分から21時までは、ウェブ番組「山本一太の直滑降ストリーム」の生放送に出演。主要なテーマであるトランプ大統領の訪日に加え、話題のアニメを語るコーナーや山本一太音楽PV特集もあった。ゲストのいない「ワンマンライブ」(=山本一太独演会)だったが、最期までテンションを落とさずに走り切った。(ふう)

 先週に引き続き、シンガーソングライター&作編曲家の紗希さん(レギュラー出演者)とのスタジオライブも敢行した。

 その結果、「直滑降ストリーム」のライブ視聴者は(今回も)1万人を超えた。番組直後のユーザーアンケートでは、「とても良かった(81%)」「まあまあ良かった(4%)」を合わせて85%だった。😊

 「直滑降ストリーム」の冒頭、自分が生出演した週末のフジテレビ「新報道2001」でのアニメに関する自身の失言(不注意な言霊)について、番組視聴者の方々の前で率直にお詫びした。

 正直言うと、「新報道2001」の放送が終わった直後は、出来るだけ早くTwitterかブログでお詫びと訂正を発信しようと考えていた。が、少し考えて、3日後の水曜日(今日)に放送予定の自らのウェブ番組「直滑降ストリーム」の中で、顔を出して(正面から)きちっと説明し、謝罪するほうがいいという結論に達した。

 「自分の失言に関してブログやTwitterで謝罪するのは、『直滑降ストリーム』で謝罪した後にしよう」と決めた。

 「失言」の言い訳をするつもりはない。が、一連の経緯を簡単に説明しておく。

 11月5日(日)の「新報道2001」が最初に取り上げた問題は、神奈川県座間市で発生した9人切断遺体事件だった。番組の司会者からこの事件について聞かれ、次のような趣旨の発言をした。

 「(犯人は)現実の世界と妄想の世界の区別がつかなくなっている。最近、こういう猟奇的なストーリーのアニメなんかもあるので、すごく影響を受けている感じがする」と。

 言葉を発した直後に、「ああ、これは極めて不適切な表現だった」と後悔した。そりゃあ、そうだろう。これだと、まるで犯人が何か特定のアニメに影響されて事件を引き起こしたかのように誤解される。アニメと犯罪が関係している具体的な根拠など何一つないのにもかかわらず…だ。

 そもそも、現代社会は、あらゆる種類のコンテンツで溢れている。山本一太の不用意な発言で、日本の誇る「クールジャパン」最大の資産の1つである日本のアニメが「人間の行動に悪影響を与える」かのような誤った認識が発信されたとしたら最悪だ。

 だいいち、アニメ制作に携わっている関係者の方々にも、アニメファンの人たちにも、これほど失礼な話はない。自民党クールジャパン戦略推進特命委員長としても完全に失格だ。

 僭越ながら、山本一太は政界でも指折りの「漫画・アニメファン」だと自負している。歴史の長さが違う。よりによって「漫画とアニメ」を心から愛する自分が、日本のアニメの素晴らしさを最も評価しているはずの政治家が、こんな不注意な言葉を発してしまった。そのことがスゴく悔しい!不覚としか言いようがない。(ため息)

 アニメに関わっている全ての皆さん、アニメを愛する皆さん、本当にごめんなさい!2度とこんな不注意な(根拠のない)発言をしないよう、十分に気をつけます!!

 ダメだ。これ以上、目を開けていられない。明日は朝の列車で地元に入る。おやすみなさい!

<11月8日放送の「直滑降ストリーム」でのお詫び>