2017年11月4日:パート2

 13時過ぎ。新幹線で東京に向かっている。

 先日、政治家・山本一太の1日を密着取材した某テレビ局が新幹線の隣の席に座った。車中でこんな質問を受けた。

 「新幹線に乗っている時は、何をしているんですか?やっぱり寝ていることが多いんですか?」

 こう答えた。

 「そうですね。前日、睡眠不足だったり、疲労が溜まっていたりすると、意識を失ってしまう時もあります。が、自分の場合は、ブログを書いたり、資料を読んだりすることのほうが多いかなあ。」

 皆さん、新幹線の中で「眠っている」国会議員を見かけても、ぜひ、不真面目だなんて思わないでください。(笑)平日は東京、週末は地元の活動で、身も心も消耗が激しいのです。

 本日は朝の新幹線で地元入り。午前11時から安中市内で行われた元群馬県新聞販売組合理事長の葬儀に参列。お別れの言葉を述べた。心筋梗塞で急逝した新聞販売企業の会長(80歳)は、大胆な発想と行動力を併せ持つ優れた経営者であり、新聞販売業界のトップランナーの1人だった。

 親分肌で面倒見のいい、魅力的な上州人だった。親子2代に渡ってお世話になった。弔辞が長文になってしまったのは、故人に対する思いが強いからだ。きっと許していただけると思う。

 事業を引き継ぐ長男も、しっかりした人物。新社長の新たな挑戦を見守り、応援したい。大橋会長、こよなく愛した安中の地で、安らかにお眠りください。合掌。

 ここからは「自民党選挙最強5人衆」の続編。改めて今回の衆院選の得票率と得票数のランキング上位10人の顔ぶれを見てみよう。

<得票率>

1. 小野寺五典(宮城6区)  :85.72%
2. 石破茂  (鳥取1区)  :83.63%
3. 小泉進次郎(神奈川11区):78.02%
4. 岸田文雄 (広島1区)  :77.96%
5. 棚橋泰文 (岐阜2区)  :75.40%
6. 宮腰光寛 (富山2区)  :74.42%
7. 岸信夫  (山口2区)  :73.83%
8. 坂本哲志 (熊本3区)  :73.60%
9. 二階俊博 (和歌山3区) :72.95%
10.安倍晋三(山口4区)   :72.57%

<得票数>

1. 河野太郎 (神奈川15区):159.647(67.03%)
2. 小泉進次郎(神奈川11区):154.761(78.02%)
3. 金子泰之 (熊本4区)  :150.453(62.76%)
4. 和田義明 (北海道5区) :142.687(49.84%)
5. 橘慶一郎 (富山3区)  :140.803(63.87%)
6. 古賀篤  (福岡3区)  :136.499(59.02%)
7. 麻生太郎 (福岡8区)  :135.334(72.23%)
8. 大島理森 (青森2区)  :133.545(64.03%)
9. 高村正大 (山口1区)  :133.221(69.10%)
10.鳩山二郎 (福岡6区)  :131.244(66.30%)

 こうして見ると、小野寺防衛相の得票率(85.72%)がいかにスゴいかが分かる。2位の石破元大臣は83.63%。石破氏が政界で最も選挙の強い政治家の1人であることは疑う余地がない。

 岸田文雄・政調会長は77.96%。この数字が「旬の政治家」であることを物語っている。二階幹事長の72.95%、安倍総理の72.57%も順当だ。75%の得票率をマークした棚橋泰文衆院議員も、毎回、選挙基盤は磐石だ。

 何と言っても目を引くのは、小泉進次郎・自民党筆頭副幹事長。得票率で3位、得票数も2位。得票数は「選挙力」を測る指針ではないとはいえ、2つのジャンルでベスト3に入っているのは、小泉進次郎氏しかいない。

 河野太郎外相が「最多得票」だったのは嬉しい。最近、マスコミ関係者からも、「ポスト安倍は案外、河野太郎ではないか?」みたいな話が出始めている。得票数で7位に登場する麻生太郎副総理も、得票率は7割を超えている。さすがだと思う。

 過去の実績、選挙区の状況等を総合的に分析した結果、新たな「自民党選挙最強5人衆」は、次の顔ぶれになった。👍

「安倍晋三」「石破茂」「小泉進次郎」「河野太郎」「小野寺五典」

 え?もちろん、独断と偏見に満ちた「選挙研究家・山本一太」の勝手なランキングだ。(笑X20)

 あ、間もなく東京駅のアナウンス。