2017年10月27日

 15時過ぎ。議員会館事務所にいる。

 昼12時から参院自民党の執行部会に出席。吉田博美幹事長から急遽、発言を促された。「一太さん、今回の選挙をめぐる世の中の空気感について話してもえないか?」と。

 そこで、「衆院選で圧勝したからと言って、けっして傲慢になってはなならない!謙虚な姿勢が大事だ!」という趣旨の話をした。この件については、後ほど触れる。

 13時40分過ぎ。TBS「ひるおび」の政治コーナーに(少し遅れて)飛び込んだ。民進党(?)からはお馴染みの大塚耕平参院議員が、希望の党からは小選挙区を勝ち抜いた玉木雄一郎衆院議員が出演。今回も主要テーマは野党再編だった。

 前回と同様、主役は野党議員だ。不必要なコメントは極力、控えた。ヘラヘラした表情も見せないようにした。スタジオ内の議論に真剣に耳を傾けた。「なるほど、そうだったのか!」と思う場面が何度もあった。

 よく声をかけてもらう番組だから言うわけではないが、毎回、「ひるおび」スタッフの分析力と準備が半端ではない。資料パネルの内容が、とにかく詳細かつ的確なのだ。😳

 政局の動きを、連日、ここまで仔細にフォローし、(しかもこれだけの時間を費やして)一般の国民に分かりやすく解説しようとしている番組って、他にはちょっと思い浮かばない。情報ワイド番組(?)の政治コーナーとしては、(BSフジの「プライムニュース」とは違った意味で)「新たなジャンル」を確立したと言っていいのではないか?!

 さて、前述した参院自民党執行部会での山本一太の発言をもう少し詳しく記しておく。

 「吉田幹事長からのご指名なので、少し喋らせてもらう。今回の衆院選は自民党圧勝という結果に終わった。安倍政権の実績が認められた部分もあると思うし、支持していただいた国民の方々には感謝しなければならない。」

 「そうは言っても、自民党がここまで議席を伸ばすことが出来たのは、野党の分裂という敵失があったからだ。自民党に勢いは感じなかった。そのことを、けっして勘違いしてはならないと思う。」

 「再び3分の2の議席を得た衆院が傲慢にならないよう、参院側からきちっと意見を言っていく必要がある。そうじゃないと、政府与党は国民から手痛いしっぺ返しを受けることになる。野党も(選挙協力に関しては)同じ轍は踏まないだろう。2年後の参院選挙は(あらゆる意味で)大変逆風に晒される。そのことを覚悟しておいたほうがいい!自民党の奢りは次回の参院選を直撃する!」

 「11月1日(?)からの特別国会の会期、臨時国会の可能性等をめぐる与野党の協議が始まっている。来年1月下旬(?)の通常国会まで実質審議をやらない公算が高いとの報道もある。」

 「しかしながら、自分は、次の国会で(特別国会だろうと臨時国会だろうと)実質的な審議をやるべきだと考えている。臨時国会をやらないのなら、特別国会を延長して時間を確保すればいい。謙虚な国会運営とはそういうことだ。」

 「少なくとも総理の所信表明、国会での代表質問、衆参の予算委員会はやるのが当然だと思う。」

 あ、マスコミ関係者が打ち合わせにやって来た。この続きは次回のブログで。