2017年10月26日:パート3

 今回の衆院選は、当初から「自民党の現有議席が減る」ことを覚悟していた戦いだった。多くの自民党議員が、「与党で3分の2以上を獲得した前回選挙のような追い風は吹かない。むしろ逆風の選挙になる」と考えていたはずだ。

 実際、自分の周りでも、「自民党が20〜30議席を失うのは仕方がない。もともと3分の2が異例のことだ。ただし、40〜50議席減だと執行部の責任問題になる可能性がある」という見方が大勢だった。

 ところが、終わってみれば自民党の圧勝!安倍内閣は、前人未到の国政選挙5連覇を達成した。もちろん、安倍内閣の政策&実績が評価された面も多分にあると思う。が、それでも予想外の大勝だった。今さらながら、安倍総理の「運気」(類稀な強運)には驚愕する!いや、運も実力のうちだ。(笑)

 正直言うが、(普通の流れなら)北関東比例区も南関東比例区も単独比例の候補者まで議席は回らない可能性のほうが高かったと思う。たとえば無党派の多い埼玉(2009年の政権交代選挙では小選挙区全敗)や神奈川で比例区と重複立候補している現職が小選挙区で6、7人、落選すれば、その分だけで「比例の枠」を使い切ってしまうからだ。

 ところが(大方の予想に反して)、自民党は再度、全国的に小選挙区で圧勝!関東地域でも数多くの票を獲得した。埼玉でも神奈川でも厳しい戦いを強いられると予測されていた現職が、次々に小選挙区で競り勝った。

 この流れを受けて、北関東比例区では中曽根康隆氏が当選。南関東比例区では上野宏志候補が返り咲きを果たした。予想を超える戦果だった。もう一度、言わせてもらう。運も実力のうちだ。

 いろいろ経緯はあったが、自民党の国会議員になったからには、中曽根・上野両氏にもぜひ活躍して欲しいと考えている。どこかで一度、ゆっくり話す機会を作りたい。

 ただし、(度々言うが)北関東比例区で友党の公明党が3議席目を確保出来なかったことは、(返す返すも)残念だった。過去のブログでも触れたが、5つの小選挙区で真面目に協力してもらったのに、比例区で(結果として)十分なお返しが出来なかった。そのことを申し訳なく思う。その気持ちがあるからこそ、昨日のTBS「ひるおび」でも、(真っ先に)「公明党の議席減」に言及したのだ。

 公明党の議席は、公示前の34議席から29議席に減った。報道によると、数日前、国会内で山口代表と会談した安倍首相が、「もう少し(公明党に)協力出来れば良かった。申し訳なかった」と謝罪したらしい。

 群馬でも自公の信頼関係を維持していくことが極めて重要だ。

 あ、そろそろ行かないと。議員会館事務所で米国留学時代の友人(メキシコの日系人)に会う。メキシコシティーの近くで東洋医学の医院を開業していると聞いた。楽しみだなあ。何しろ35年ぶりだもの!