2017年10月26日

 自民党VS希望VS共産の戦いとなった群馬4区は以下のような結果だった。

福田 達夫(自民) 93,262 (60.8%)
不破 弘樹(希望) 36,167 (23.6%)
萩原 貞夫(共産) 24,006 (15.6%)

 防衛大臣政務官の福田達夫候補は、選挙中、1、2回(?)しか地元に入れなかった。だから後半の拠点決起大会(街頭演説会)では、山本一太が代理を務めた。本人もさぞやきもきしたことだろう。

 にもかかわらず、選挙情勢は(最初から最後まで)安定していた。政治家としての5年間の真面目な姿勢と実績、誰からも信頼される人柄が地元で高く評価されているからだ。自分が選挙区を歩いた感じで言うと、福田達夫候補は、あらゆる職業、世代に浸透していた。

 前回衆院選の得票(得票数:102,153 得票率:71.29%)には届かなかった。が、そもそも前回は「自民VS共産」の一騎打ちという構図だった。希望、共産と争った今回の選挙こそ、福田候補の真価が試される勝負だった。

 その中で9万3千票を獲得し、得票率も6割を確保した。しかも本人不在の選挙で!希望の党の候補者の得票を「2割ちょっと」に抑えたのも見事だった。

 ひとことで言うと、「福田達夫は選挙が強い(=地元で人気がある)」ことを証明した。長くやればやるほど、地元での存在感が定着していくタイプだ。近い将来、「群馬で最も選挙力の高い政治家になる」ことは間違いない気がする。

 「県連会長としてというより、僕の兄貴分として応援に来てもらえませんか?」という達夫氏の言葉は忘れない。山本一太の大事な地域担当秘書に敬意を払ってくれたことも嬉しかった。

 その地元担当秘書にこう言っておいた。「前回の参院選でオレが群馬4区で獲得したのは107,675票。得票率は72.38%だった。民主党も共産党も立候補していたので、今回の衆院選と条件は同じだ。」

 「次回の達夫君の衆院選では、必ずこの山本一太の数字を超えてもらう。そのことをうちの事務所の目標にするからね!」と。

追伸:福田達夫候補の拠点遊説で訴えたフレーズの一部を掲載しておく。

 「皆さん、福田達夫候補は政策も出来るし、実行力もあります。が、最大の強みは人間力(=福田イズムの真髄)です。」

 「彼が将来、どこかで(政治家として)大きな勝負に出る時があるとすれば、私を含む大勢のひとたちが、『達夫氏がやるならひと肌脱いでやろう!』『達夫さんなら喜んで応援しよう!』と必ず思うはずです。それが政治家・福田達夫を押し上げて行くんです!!」