2017年10月14日

 

 21時過ぎ。高崎の自宅で、パソコンのブログ画面に向かっている。

 本日は終日、群馬3区の笹川博義(ささがわ・ひろよし)候補の応援。5ヶ所の個人演説会と2つの決起大会で笹川候補への支援を訴えた。

 どの会場にも候補者のポスターと公明党のポスターが貼られていた。太田・大泉地区の女性代表者決起大会には、公明党の旗も掲げられていた。なるほど、群馬1区、2区と同様、3区でも「自公協力」が候補者選対の方針になっているということか。

 ちなみに、太田・大泉地区、邑楽・館林地区で開催された2つの女性決起大会には、竹下亘総務会長が応援に駆けつけていた。控室で竹下総務会長と話をした。「メディアの選挙情勢予測と実際の体感は違う」という認識で一致した。

 さて、一昨日、公表された日本経済新聞社の世論調査によると、安倍内閣の支持率は37%に下落。対して不支持率は48%まで上昇した。日経の調査は高めに出る。実際の支持率は恐らくもっと低い。体感では「30%そこそこ」だと思う。現時点での不支持率は多分、5割に達している。

 衆院解散後のブログにこう書いた。「衆院選に向けて安倍内閣の支持率は続落していくだろう。内閣支持率30%前半、不支持率5割近くの状態で選挙戦を戦うことになる」と。予想どおりの展開になった。

 今回の衆院選で与党が過半数を確保したとしても、安倍内閣の支持率は簡単には回復しない。さらに言うと、(選挙結果にかかわらず)次の国会で野党が森友学園・加計学園問題を厳しく追及することも間違いない。

 小池百合子・希望の党代表がここに来て「森友、加計問題をめぐる安倍総理の対応を集中攻撃している」ことも、このシナリオを確定的にさせている。

 新事実が出て来ていることもあり、メディアも(引き続き)この問題を大きく扱うだろう。再び、TVのワイドショー等で疑惑追及のニュースが連日、流される。内閣支持率はさらに下がるかもしれない。

 が、この試練を乗り越えない限り、戦後最長(9年)の安倍長期安定政権は実現しない。安倍総理にはこの挑戦に正面から立ち向かい、偉業を成し遂げて欲しいと思う。

 それはそうと、正直に言う。序盤の選挙情勢分析で、ほぼ全ての主要メディアが「自民党の圧勝」を予想している。各メディアの世論調査のデータをそのまま当てはめれば、そういう結果になる。が、自分の政治家としての感覚が「何かが違う」というシグナルを発している。

 もう少し具体的に言うと、今の状況で「自民党と公明党を合わせた議席が300超になる」とは到底、思えない。投開票日まであと8日もある。この段階で「自公の大勝利」が決まったかのような雰囲気が漂っていることに、危機感を覚えざる得ない。

 なぜ、そう感じるのかは次回のブログで。