2017年10月6日:パート3

 

 21時過ぎ。岡山から東京に向かう新幹線の車中で、本日3本目のブログを書き始めた。東京行きの最終の列車らしい。東京駅に着くのは午前零時近くになる予定だ。(ふう)

 岡山市内で行われた「山下貴司(やました・たかし)法務大臣政務官」(衆院候補予定者)の「後援会拡大会議」(選挙公示前の総決起大会?)で演説した。

 ホテル内の会場は満席。800人以上はいたと思う。10数分の空間に「魂を込めた言霊」を炸裂させた。

 途中、何度も聴衆が沸いた。山本一太のメッセージは、間違いなく「山下さんを応援する人たち」の胸に響いたと思う。そりゃあ、そうだろう。心からの言葉だもの!

 明日は埼玉県(埼玉8区)に入る。「呼ばれなくても応援に行く」7人衆の1人、柴山昌彦・筆頭副幹事長(総裁特別補佐)と次の5ヶ所で街頭演説に立つ。

11:10〜11:25 所沢駅東口ロータリー前
11:40〜11:50 東所沢駅前
12:10〜12:25 鶴瀬駅西口ロータリー
12:40〜12:55 ふじみ野駅西口ロータリー
13:30〜13:50 所沢駅西口ロータリー

 埼玉8区の皆さん、自民党次世代リーダー候補(柴山昌彦)の渾身の訴えです。ぜひ、演説を聴きに来てください!!

 さて、ここのところ、多くのメディアで「希望の党」に批判的な論調が目立つ。第一次公認として公表された候補者の顔ぶれにも一貫性がない上に、ようやく発表された公約(ユリノミクス)の内容も付け焼き刃の印象を拭えない。(ガクッ)

 特に「希望の党」の党首である小池百合子東京都知事が「自らは衆院選に出馬しない」(=政権選択の選挙なのに総理候補さえ決まっていない)と明言してからは、明らかに「勢いが失速している」ように見える。

 事実、各地の複数の仲間たちから、「一太さん、小池人気にもかなり陰りが出て来た感じがする。さすがに有権者も気がついたんじゃないか?」という感想が聞こえて来た。

 「希望の党」の混乱に拍車がかかっていることの影響もあるとは思うが、1、2週間前に比べると(特に今週に入ってから)「自公政権の過半数獲得は確実な模様」「自民党単独過半数の公算が高い」みたいな選挙予測が多くなっている気がする。

 でも、自分は「だからこそ危ない」と強く感じている。「希望の党」が政党としていかに未熟で、矛盾だらけの存在だとしても、絶対に甘くみてはいけないと思う。小池百合子代表の「勝負師としての胆力」をけっして侮ってはならない!

 特に、小池代表に対する女性の支持(=ふわっとした期待)が依然として根強いこと、国民の間に安倍自民党の「一強」に対する反発が消えていないことには、十分、注意する必要がある。

 無党派層は(無意識に)自民党に代わる「受け皿」を探している。国民の気持ちを揺さぶるような何かのキッカケがあれば、一気に動く(=自民党が爆弾低気圧に見舞われる)可能性は常にあるのだ。

 加えて、(全国規模で?)「候補者擁立の取り下げ」を始めた共産党による「自主的な選挙協力」の効果が現れて来るのもここからだ。いざ選挙選に突入してみたら、野党候補の支持率がグンと上昇する(=共産党の票が上乗せされる)というケースも(あちこちで)出て来るだろう。

 密かに期待していた「多くの小選挙区で『希望』と『立憲民主党』の候補者が乱立する」という構図も、枝野幸男・立憲民主党代表の「民進党出身の仲間がいる選挙区には対抗馬を立てない」という方針で広がりを欠いている。

 地域によっては、(今後の展開にもよるが)結果として「自民党の候補者が、希望と立憲民主党の挟み撃ちに遭う」みたいな状況に陥る場所もあるのではないか。

 今年の6月23日に東京都議選が公示された。あの日、それから10日後の7月2日の投開票日に「自民党があれほどの歴史的惨敗を喫する」と予測したひとは、ほとんどいなかった。最も正確なはずの「自民党の世論調査」でさえ、大きく数字を読み違えた。あの時の教訓を忘れてはならない。

 最も警戒すべきは、衆院選の直前に「自公過半数は確実!自民党、単独過半数も視野!!」みたいな報道が出ることだ。国民の「安倍政権に対するモヤモヤとした不満」を過小評価してはいけない。こうしたニュースだけでも大きく流れは変わり得る。

 さらに言うと、今はほとんど忘れ去られているかのように思える「解散の大義」に関する国民の違和感(=臨時国会冒頭解散への反発)は、解消されていない。謙虚さを忘れたら、必ず再燃する!閣僚や党幹部の「失言」は厳禁だ。

 小池百合子代表のエネルギーは尽きていない。戦闘意欲も全く衰えていない。「希望の党」は(高度は下がったものの)まだ飛び続けている。最後の瞬間まで油断は禁物だ。