2017年10月4日

 

 昨日の地元紙(上毛新聞)に掲載された前回衆院選挙(2014年)における群馬1区の結果をもう一度、眺めてみた。

佐田玄一郎     61,927(33.0%)〜自民党        
上野宏史      54,530(29.0%)〜無所属        
宮崎岳志      49,862(26.6%)〜民主党        
店橋世津子     21,394(11.4%)〜共産党

 なるほど、上野宏史氏はここまで現職に迫っていたのか!実際に「上野宏史という名前を書いたひとが5万4千人いる」というのが大きい。改めてそう思った。

 ちなみに、山本一太の前年(2013年)の参院選挙における群馬1区の得票は13万票(得票率は7割)だった。最大の票田である前橋市だけでも、9万人のひとが「山本一太」に投票してくれた。(感謝)

 群馬1区の10人の県議も、それぞれ票を積み重ね、選挙を勝ち抜いて来た地域の代表だ。県議や市議は日頃から地元をくまなく回っている。有権者にとっては、国会議員よりずっと身近な存在だ。亡父が地方議員(県議)出身だっただけに、地元の感覚はよく分かる。

 有権者は独立自尊の人々だ。たとえば、前回の参院選で「山本一太」と書いてくれた人たちが、そのまま尾身朝子氏を応援してくれるわけではない。よく言われるもの。「オレは(私は)山本一太だから応援しているんだ。他の選挙は関係ない!」と。県議や市議の場合も全く同じだと思う。

 それでも、実際に選挙で選ばれた「朝子氏を支援する」1人1人の議員(又は元議員)が各地域でそれぞれの支持者を集め、これまでの状況(道理と筋)をきちっと説明し、心を込めてお願いすれば、「よく分かった。あなたがそこまで言うなら、朝子さんを応援する!」と言ってくれるひとは必ずいる。

 次の17日間で遊説や集会を積み重ね、名前や存在が浸透すればするほど、独立自尊の心を動かすチャンスは大きくなる。最後は大勢のひとの心を動かせるはずだ!!

 過去のブログにも書いた。現時点でも「尾身朝子氏に対する地元有権者の支持」が、無所属での出馬が噂される他の複数の保守系候補者や野党の候補予定者に比べて「劣っている」などということは断じてない!山本一太の体感と具体的なデータがそのことを証明している。「自民党公認効果」や「上野宏史効果」もジワジワと広がりつつある。

 さらに言うと、尾身朝子選対がフル稼動し、名前が浸透していけば、朝子氏支持のポイントは着実に上昇していく。もちろん他陣営も同じだろう。が、他の候補者とは投入出来るリソースの厚みが全く違う。

 ただし、(何度もこのブログで解説したが)そもそも組織選挙には限界がある。加えて、こちらではコントロール不可能な何かの外的な要因で、自民党への爆弾低気圧が発生する可能性もある。最後まで予断を許さない戦いになるだろう。

 そうした中で(これも何度も指摘して来たが)、最終的に選挙の勝敗を左右するのは候補者の中身だ。もっと分かりやすく言うと、「激戦を勝ち抜けるかどうか?」「どのくらいの票を集められるかどうか?」は、候補者自身の「熱意と覚悟と魅力」にかかっている。

 だからこそ、尾身朝子氏自身にも、変わってもらわねばならない!より正確に言うと、候補者として進化してもらう必要がある。比例区と選挙区の戦いは全然違う。現職の衆院議員などというプライドはかなぐり捨て、初陣の選挙に臨む「チャレンジャー」の気持ちで戦い抜いてもらいたい!!

 まだ誰も衆院群馬1区の選挙で「尾身朝子」と書いたひとはいないのだ。どんなに悔しくても、厳しい批判や注文を謙虚に受け止め、より魅力的な候補者になるためのエネルギーに換えて欲しい!!

 「朝子さんは何となく近づきにくい」とか、「冷たい感じがする」とか、「壁を作っている感じがする」とか、そうした印象(誤解)を払拭するための努力を尽くしてください!!

 飾らず、気取らず、カッコつけずに、素のままの「尾身朝子」でぶつかっていけば、きっと朝子さんの魅力は伝わる。地元の人たちに愛される政治家になった時、初めて朝子氏の「類い稀な政策立案能力」や「優れた国際感覚」が政治家としての武器になるのだ。そのためには、とにかくこの選挙に勝たねばならない!!

 自分自身が「不完全で欠点だらけの政治家(人間)」であることは全て棚に上げて(笑)、山本一太から見た「尾身朝子氏の実像」を語らせてもらう。続きは「あなたはまだ尾身朝子を知らない!:その2」で。