2017年10月2日:パート2

 

 前々回のブログで、共同通信による最新の世論調査に言及した。「安倍内閣の『支持率40.6%、不支持率46.2%』は実態より少し高めではないか。間もなく実施される(?)NHKの最新世論調査の数字はもう少し厳しくなる気がする」と記した。

 本日、NHKが公表した最新の世論調査によれば、内閣支持率は37%(−7ポイント)、不支持率は44%(+8ポイント)だった。ここまで的中すると、自分でも怖くなって来る。(苦笑)

 残念ながら、この傾向は選挙直前まで続く感じがする。衆院選挙には、恐らく「支持率30%前半、不支持率40%後半」で突入することになるだろう。総理が悪いのではない。世の中のそういう流れなのだ。

 ただし、この段階まで来ると、内閣支持率なんて関係ない。あと1週間で選挙が始まるのだ。どこの党が候補者を出せば(或いは出さなければ)有利になる(又は不利になる)とか、保守票が分裂するとかしないとか、そんなことを気にしても全く意味がない!(キッパリ)

 個々の自民党候補が安倍政権(=自公政権)の実績を訴え、相手候補の政策矛盾や政治姿勢の問題点を突き、激戦に勝ち抜く。それが選挙の心得ではないか!!

 「選挙情勢に関わる体感データ」について、もう1つ大事なことを書いておく。衆院群馬1区で尾身朝子氏の公認が決まった後、複数の支持者の人たちから、同じことを言われた。

 「やっぱり一太さんが言っていたとおりになったね。正直、少し迷っていたけど、尾身朝子さんが公認ということなら、筋を通して朝子さんを応援するよ!」

 過去のブログに、尾身朝子氏の公認が決定(+公表)されれば、「それだけで朝子氏の支持率は、4、5ポイント上昇する」と書いた。山本一太の体感からすると、この浮揚効果は着実に現れつつある。公認決定以降、選挙区の空気が明らかに変わった。人々の気持ちが「落ち着いた」感じがする。

 前回の衆院選で次点だった上野宏史元衆院議員が「保守分裂を避けて朝子氏への支持を表明してくれた」ことも、この現象を後押している気がする。

 もちろん、1%も油断は出来ない。野党候補との激戦の構図は変わっていないからだ。死に物狂いで頑張らなければ、競り合いから抜け出せないことも確かだ。が、それでも、上昇気流に乗るための道筋は見えて来た。

 だいいち、「尾身朝子選対」はまだ本格的に始動していない。組織がフル稼働するのはこれからだ。歯車が本当に回り始めたら、間違いなく数字は伸びていく。政治家、いや候補者・尾身朝子も試練の中で必ず進化していくはずだ。

 ここまで来たら、姑息な計算は不要だ。「大義」を掲げ、県連と後援会が一致協力して、正々堂々と戦えばいい!候補者と選対の「ぶれない姿勢」が有権者の共感を呼び、勝利に繋がる。

 何度も言うが、自民党群馬県連は(情勢を有利にするための?)「姑息な裏取引」(?)なんて絶対にやってはならない!!まあ、全くやってないし、やるつもりもないけど…。(笑)

 これも繰り返しになるが、一般の国民(有権者)の感覚とずれたことをやった瞬間に、県民の信頼を失う。この点については、自民党本部の「良識」を信じている!!

追伸:「安倍総理が臨時国会冒頭の解散を決断」という報道が出た直後に、ある議員から連絡があった。得意げにこう言った。

 「あなたは意地悪なことを言ってるけど、今が戦略的に最高のタイミングなんだよ!野党は全く選挙準備が整っていない。しかも、内閣支持率だって5割まで回復しているだろう?」

 反論する気も起こらなかった。が、心の中でつぶやいた。「ああ、このひと、だから選挙に弱いんだな!」と。(苦笑)

 数日前、同じ人物がある会合でこう話していたと聞いた。

 「安倍総理は解散の判断を見誤った。国民の気持ちを十分に理解していなかったんじゃないか?」

 改めて思った。「どのみち、このひとは生き残れないだろうな!」と。(苦笑X2)