2017年10月1日

 

 夕方。新幹線で東京に向かっている。午後から県内で開催された2人の自民党県議の県政報告会に続けて出席。県連会長として挨拶した。

 挨拶の中では、もちろん10月の衆院選挙にも言及した。今後の展開によっては、保守王国の群馬県でも予想以上の激戦になる可能性がある。

 一昨日、前橋市内で行われた尾身朝子氏の選対幹部会議。冒頭、地元首長を含む複数の選対幹部から激励の挨拶があった。この部分は、マスコミにもオープンだった。

 記者たちの前で、山本龍・前橋市長がこう発言した。

 「今回、県連の公正な手続きを経て公認申請候補に選ばれた尾身朝子さんが、自民党の公認を受けた。このことをとても嬉しく思っている。もちろん、私自身も一生懸命、応援します!」と。

 「民主的なルールで決まったことを尊重すべきだ!」という趣旨のこの山本市長の論点は、とても重要だと思う。世の中の道理を「個々の都合」で曲げてはならない。信義や筋を重んじる上州人だもの。きっと朝子氏の大義を支持してくれると信じている。

 続けてマイクを握った横山公一・沼田市長も次のように明言してくれた。

 「今日の選対会議には、利根郡の町村長全員が出席している。力を合わせ、全力で尾身朝子さんを支援するつもりです!」

 いかなる場合も、衆院群馬1区の10人の県議団が一致結束して朝子氏を支持してくれることは間違いない。加えて、1区全体の有権者の8割(?)を占める前橋市と沼田市の2人の市長が、これまで一貫して「尾身朝子支持」を表明してくれている。これ以上、心強いことはない。(感謝X20)地元の首長の動向も、今回の選挙戦の趨勢に大きな影響を与える。

 山本市長、横山市長、本当にありがとうございます!尾身朝子当選のために、引き続き力をお貸しください!!

 それでも群馬1区は予断を許さぬ激戦になるだろう。最後まで気を引き締めて頑張り抜く。そうすれば必ず光が見えて来る。

 応援と言えば、明朝の新幹線で青森県に入る。青森新3区から立候補する木村次郎氏を後押しするためだ。5ヶ所で並んで街頭に立つ。魂を込めた「言霊」を放つ!

 衆院選の公示(10月10日)まであと9日。投開票日(10月22日)まであと21日だ。選挙戦が始まったら、ほとんど地元に張り付くことになるだろう。県連会長として「5人の公認候補を当選させる」ために最大限の努力をしなければならない!

 それはそうとしても、自民党の将来、いや、この国の未来のために、「呼ばれなくても応援に行かねばならない(=何があろうと生き残ってもらわねばならない)」大事な同志がいる。派閥や地域は関係ない。次の7人の次世代エースたちだ。

小倉 將信(おぐら・まさのぶ):東京23区
平将明(たいら・まさあき):東京4区
柴山昌彦(しばやま・まさひこ):埼玉8区
鈴木馨祐(すずき・けいすけ):神奈川7区
上野賢一郎(うえの・けんいちろう):滋賀2区
木村次郎(きむら・じろう):青森3区
山下貴司(やました・たかし):岡山2区

 このうち、幾つかの選挙区はかなり情勢が厳しい。いや、どこも油断は出来ない。選挙戦がスタートしたらネット(ブログやSNS)でも援護射撃する!!

 嬉しかったのは「呼ばれなくても選挙区に入ろう」と心に決めていたこの7人全員(本人)から、選挙応援の要請があったことだ。(ニッコリX10)

 ちなみに、河野太郎外相や小野寺五典防衛相は圧倒的に選挙が強い。この2人には、誰の応援も必要ない!(断言)逆に「党のスター政治家」として、仲間の応援に飛び回ってもらわねばならない立場だ。

追伸:共同通信の最新世論調査(第2回トレンド調査:9月30日〜10月1日実施)によると、安倍内閣の支持率は40.6%、不支持率は46.2%だった。予想どおり、再び支持と不支持が逆転している。間もなく公表される(?)NHKの世論調査では、もう少し厳しい数字になる気がする。(ため息)

 そもそも「いったんは落ち込んだ支持率が5割まで回復した」などという一部のメディアの分析自体、山本一太の体感と違っていた。内閣支持率は選挙が近づくにつれて「さらに降下していく」と見たほうがいい。

 自民党として最も警戒すべきは、比例投票先の政党に関する回答だ。自民党24.1%に対し、希望が14.8%という結果だった。「希望の党」はまだ出来たばかりなのに?!普通で考えれば、この数字も伸びていく公算が高い。

 「希望の党」は強敵だ。特に都市部では苦戦を強いられるだろう。そのことを前提に全体の戦略を練り直す必要があるのではないか。