2017年9月24日

 朝。フジTVの「新報道2001」に出演した。同席ゲストは民進党の玉木雄一郎衆院議員、細野豪志衆院議員、中田宏衆院議員だった。北川正恭元知事も呼ばれていた。

 冒頭、キャスターの須田哲夫氏から「解散」について聞かれた。こう答えた。

 「安倍総理は疑惑隠しをするつもりもなければ、国会での説明責任から逃げるつもりも毛頭ないと思います。ただし、臨時国会冒頭の解散ということで、国民の中には、そんなふうに見ているひともいます。」

 「だからこそ、明日の記者会見で総理自身から『断じてそうではない』と説明してもらう必要があると考えています。この時期に解散する理由を、私自身は北朝鮮情勢ではないかと思っていますが、総理の言葉で必ず明確に示していただけると確信しています!」

 番組の放送時間は1時間弱。途中には、CMやVTRも入る。その中で、コメンテーター3人を含む7人が発言する。もともとコメントの機会が限られている上に、話題の中心は小池?(若狭・細野)新党だった。

 それでも与えられたチャンスの範囲内で、言うべきことは言わせてもらった。発言のポイントは次の4つだ。

(1)安倍首相には疑惑隠しや国会での説明責任を回避するなどという意図は全くない。「解散の大義」(なぜこの時期に衆院選に踏み切るのか?)については、明日の記者会見で必ず「国民に納得してもらえる理由」を示してもらえるはずだ。

(2)臨時国会冒頭に解散する理由は、総理の言葉を聞くまでは分からない。が、自分は北朝鮮情勢が大きな要因ではないかと思う。トランプ大統領と金正恩委員長との間のチキンゲームは益々、エスカレートしつつある。危険な状況だ。

 北朝鮮外相が示唆した太平洋での核実験を含め、北朝鮮が米国の意図を読み間違えるような挑発を行えば、軍事行動もあり得る。日本にも大変な影響が及ぶ。そうしたことを考えると、今の北朝鮮問題に対処出来るのは(あらゆる意味で)安倍首相しかいない。

(3)自民党の公約作成はこれからだ。昨日、総理と岸田政調会長が会った。明日、総理が会見で解散を表明したら、直ちに(?)岸田会長から公約作成に関して各部会長に支持が出るだろう。そこから党内の議論が始まる。

(4)「民進党と共産党が選挙で共闘する」というのは理解出来ない。今日の2人(細野議員と玉木議員)の話を聞く限り、民進党も新党も「共産党との連携は考えない」ということだと思う。

 しかしながら、外から民進党の対応を見ていると、「保守の票が逃げるので共産党との政策協定はやりたくない。が、それでも共産党には自発的に候補者を取り下げてもらいたい。結果として、共産党支持者の票を民進党に取り込める形になるのが望ましい」みたいな意図が透けて見える。

 仮にも政権選択の選挙で「民主党と共産党が組む」ということなら、衆院選挙でも安全保障政策の違いを強くアピールせざる得ない。「民主党と共産党が作る政権(?)」に緊迫度を増す日本の安全保障を任せることが出来るだろうか?!」「今、そこにある北朝鮮の脅威から国民を守れるのは安倍政権(=自公政権)なのか?!それとも民・共政権なのか?!」と。

 昨晩はあまり寝ていない。少しだけ仮眠を取ってから、次の日程に向かう。(ふう)