2017年9月18日:パート2

 

 19時過ぎ。やっぱりミルクティーは美味しい。コーヒーよりずっと身体に合っている気がする。

 安倍総理が米国に出発する前のぶら下がりインタビューで、「衆院の解散についてはお答えを差し控えたい。帰国後に判断したいと考えている」と述べたとのこと。

 昨晩、塩谷選対委員長と都内で面会した際も、総理は同じ趣旨のことを話している。すなわち、安倍首相は自身が米国から帰国する22日まで「年内(臨時国会冒頭?)解散をやるかどうか?」を明言しないということだ。

 過去のブログにも書いたが、総理が「解散する」と言った瞬間に、「このタイミングでの選挙に賛成か反対か?」みたいなブログは一切、書かない。総理の解散会見(?)で発せられたメッセージをどうやって国民に届けるかに集中する。一致結束して衆院選に立ち向かう。

 方針が決まるまでは徹底的に議論しても、いったんオープンなプロセスで結論が出れば結束するのが自民党だ。その不文律は、自民党総裁である安倍首相が解散を決断した時も変わらない。(…と自分は思う。)

 ただし、安倍首相の判断が出るまでは、それぞれの議員が思ったことを堂々と言えばいいと思う。この段階で言論封殺みたいなことをやってはならない。そもそも、自民党はそんな政党ではない。今の執行部からそんな圧力を感じたことは一度もないもの。

 「安倍一強の自民党は自由に物を言えない雰囲気なのではないか?」みたいな誤ったイメージが増幅されたことも、内閣支持率の低下に繋がった。その点は十分、気をつけたほうがいいと思う。

 「次の総選挙では、どのみち与党で3分の2以上の議席は確保出来ない。いつ選挙をやろうと必ず減る。そうだとすれば、解散のタイミングは内閣支持率が回復し、野党が窮地に陥っている今しかない。議席減を最低限に抑えられる。それが安倍政権のためだ!」そう考えるひともいるだろう。

 「最も重要なのは、自公政権を維持することだ。今、衆院選挙をやっておけば、次の4年間は選挙をやらずに済む。憲法改正は遠のくが、安倍内閣が行き詰まったら、総理を別の誰かに変えたらいい!」そんな見方をしている議員もいるに違いない。

 繰り返しになるが、山本一太の意見はこうだ。

 「臨時国会をやらずに解散総選挙に踏み切ったとしよう。普通の国民の感覚からすれば、『安倍総理が自ら約束した説明責任から逃げた』ように見えてしまう。有権者の憤懣は(短期間のうちに)自民党に対する爆弾低気圧にまで発達する可能性がある。この事態を避けるためには、よほど説得力のある大義名分が必要だ。」

 「苦しい道であることは十分、分かっている。でも、安倍総理は歴史に名を刻む宰相だ。だから王道を行って欲しい。国会で国民に対する最大限の説明努力を尽くし、総理自身が仕事師内閣と命名した改造内閣で実績を積み上げ、その上で国民の審判を仰ぐのが筋だと思う。出来ることなら、今からでも年内解散は思いとどまってもらいたい!」

 この2日間は珍しく地元を歩いていない。だから(正直言って)有権者の反応はまだ良く分からない。明日、各地域の後援会の人たちに電話で率直な感想を聞いてみよう。

 今週中に幾つかの主要メディアが緊急世論調査をやるはずだ。「あなたは、この時期の解散総選挙に賛成ですか?それとも反対ですか?」と聞くために。

 直感的には、5対3くらいで反対が賛成を上回る気がする。万一、国民の違和感が6割から7割に達していたとしたら、よほど注意深く選挙戦略を練る必要がある。

 あ、また電話がかかって来た。またTV番組の出演依頼だろうか?(苦笑)