2017年8月24日

 気がつくと午前零時を回っている。熱いミルクティーではなく、コーヒーを飲みながらブログをしたためている。

 米国某医療機関の研究によると、コーヒーを1日2杯以上飲むひとは、飲まないひとに比べて「膀胱癌の確率が10数パーセント低下する」とのこと。シャーロックホームズ・シリーズのワトソン博士(一日10杯?)の真似は出来そうもないが、時々、コーヒーを飲むことにしよう。

 午前中は東京の議員会館事務所で打ち合わせ。午後から地元に入った。15時過ぎまで、FM桐生の番組(収録)に出演。18時30分からは「2017JAPAN CUP国際ソフトボール大会」の歓迎式典に出席した。

 昨年に続き高崎市で開催される今年の大会には、世界4強(米国、日本、カナダ、豪州)の代表チームが集まった。来賓(群馬県ソフトーボール協会長)として乾杯の発声をした。

 一瞬、迷ったが日本語で挨拶した。正しい判断だったと思う。(笑)

 さあ、大きく深呼吸をして、ブログの続編(その6)を書く。いろいろ言わせてもらったが、石破茂前地方創生担当大臣へのネガキャンが「自民党にとってマイナスの要素しかない」と考える理由をまとめると、以下のようになる。

(1)安倍政権は未来永劫、続くわけではない。もう何百回も言っている気がするが(笑)、個人的には安倍総裁の3選を強く望んでいる。あらゆる意味で「安倍長期安定政権」が国益だと確信しているからだ。

 それでも、安倍首相の任期は(最長でも)2021年に終わる。自民党が与党として引き続き政権を担いたいと考えるなら、安倍総理に代わって国民の支持を集め得る後継者を立てねばならない。

 ポスト安倍のリーダーを考えた時、「次の総理にふさわしいのは誰か?」というマスコミの世論調査で安倍総理と肩を並べる石破前大臣が最有力候補の1人であることは疑う余地がない。

 すなわち、石破氏は、今の自民党にとって国民にアピール出来る数少ない「重要アセット(人財)」なのだ。そのアセットの価値を毀損することは、自民党全体の資産価値を下げることに繋がる。

(2)そもそも、自民党は安倍総理1人に頼りすぎている。過去4回の国政選挙は安倍総理の人気(+強い野党の不在)で勝った。が、党内の「安倍一強」が続いたために、「ポスト安倍が見当たらない」「安倍総理の後は安倍総理」などと指摘されて来た。これは党にとって深刻な問題だ。

 事実、主要メディアが世論調査で「誰が次の総理にふさわしいと思うか?」と訊ねる度に、安倍首相が圧倒的な支持を集めていた。が、安倍内閣の支持率が急落したことで、この傾向に変化が表れている。最近の複数のマスコミの調査で「安倍総理と石破前大臣を推すひとの数が拮抗した(石破氏がやや上回った)」のだ。

 安倍首相以外に国民の注目を集める「もうひとつの存在」が再浮上したこと自体は、けっして悪いことではない。

 それでも、現時点では安倍総理に代わる「選挙の顔」として国政選挙を勝ち抜けるひとは全く思い浮かばない。こんな状況のまま、安倍総理が勇退するか、あるいは失速したとしたら、自民党は再び政権から転落するかもしれない。だからこそ、党内に安倍首相の後継となり得る複数の総裁候補を作らねばならない。口には出さなくても、多くの仲間がそう思っているはずだ。

 そのためにも、次の総裁選には石破さんにも、岸田さんにも、野田聖子さんにも立候補して欲しい。言うまでもなく、オープンな自民党総裁選は「国民に対して自民党の政策や理念を訴える」最高の舞台になるだろう。

 そう言えば、今日の昼、議員会館の食堂で柴山昌彦衆院議員(自民党筆頭副幹事長)に遭遇した。嬉しそうな顔でこう話していた。「一太さん、花咲徳栄高校が埼玉県勢として初めて夏の甲子園で優勝しました。やはり選手の層が厚かったことが勝因だと思います!」

 自民党が政権政党であり続けるためには「人材の層」を厚くしていくことが不可欠だ。石破さんのようなひとを、けっして潰してはならない!

(3)党内の「一強体制」が、自民党内の活発な議論を妨げている。国民の目には「自民党の多様性が失われている」かのように映っている。安倍総理のさらなる長期政権を望むものの、党内に健全な対抗勢力があったほうが「国民は安心する」と思う。その意味でも、時には党執行部や官邸と違う意見を堂々と言える石破さんのようなひとが必要なのだ。

 あ、もうこんな時間(午前2時)か。腹筋と背筋だけやって布団に入る。おやすみなさい!

追伸:このシリーズは今回(その6)で終わらせるつもりだった。が、少しだけ言い足りない部分がある。もう1本だけ連載したい。

 今日だけで与野党の3人の議員から声をかけられた。「山本さんの最近のブログ、そのとおりだと思う点が多いです。本人が思っている以上に影響力、ありますよ!」と。

 ううむ。嬉しいけど、苦しい。(笑)睡眠負債が蓄積していても、毎晩、更新を続けなければならないもの。(ふう)