2017年8月20日

 19時過ぎ。東京に向かう新幹線の車中でパソコンを開いた。本日は渋川市長選挙の告示日。市内で行われた現職の阿久津貞司(あくつ・さだじ)候補(自民党県連と公明党県連が推薦)の出陣式に飛び込んだ。来賓として最初にマイクを握った。

 「今回の市長選は予断を許さない激戦です。ここに集まった全員がその危機感を共有し、最後まで死に物狂いで頑張らないと勝ち抜けません!皆さんの力が必要なんです!渋川市は私にとって高校3年間を過ごした第2の故郷です。この街の未来のために、ぜひとも『あくつ候補』の再選を実現しましょう!」と訴えた。

 他候補の悪口は一切、口にしなかった。それぞれの「志」を持って出馬した人たちだ。彼らを支援する市民もいる。正々堂々と戦えばいいのだ。

 投票日は1週間後の日曜日。ここからが勝負だ。自民党県連会長として、今週中にあと2回、応援に入る。遊説カーでマイクも握る。

 2期8年、真面目に実績を積み上げて来た現職の「あくつ候補」に何としても再選を果たしてもらいたい!渋川市民の皆さん、どうか「あくつ貞司」候補に子供たちの未来を託してください!心からお願いします!!

 さて、ここからは前回のブログの続編。少し前のことになるが、ある会合で石破茂前地方創生担当大臣の話題が出た。安倍総理を支持する某議員が石破氏を手厳しく口撃した。こんな内容だったと記憶している。

 「石破さんは安倍総理に対して後ろから鉄砲を撃っている。そこが良くない。連日、TVに出て、あそこまで安倍政権や自民党批判をやる必要があるのだろうか?」

 「たとえば、都議選の惨敗に関して党としての総括を求めたり、森友問題や加計学園問題に関する政府の説明責任が足りないみたいなことを指摘したり…。南スーダンPKOの日報問題等をめぐる稲田大臣の対応にも厳し過ぎる。」

 「政府は様々な問題に関して懸命に説明努力を果たそうと努力しているし、自民党執行部もその安倍内閣を頑張って支えている。内閣支持率が大きく下落している苦しい時だからこそ、一致協力して政権を守るべきではないか!」

 「安倍総裁が憲法9条改正の内容に関して自身の考えを表明した。同時に、臨時国会が終わる前に自民党の憲法改正草案を両院の憲法審査会に提出したいとも明言した。ここでもさっそく、石破さんが『9条の1項、2項を残した上で自衛隊の存在を明記する』という加憲の中身に異を唱えている。総理の示したタイムテーブルにも否定的(?)だ。内閣支持率の低下を見て、ここぞとばかり逆張りをしているのではないか?」

 「党内にもいろいろ意見はあると思うが、総理の示した9条加憲法は実現可能な唯一の案だ。両院で改憲勢力が3分の2に達している今、憲法改正に踏み込めなければ、2度とチャンスは巡ってこないかもしれない。ここは自民党全体で総理の方針を後押しするべきだ。石破氏の言動は納得出来ない!」

 「石破さんには、自民党を離党した過去がある。というか、所属政党を何度も変えている。そこらへんが信用出来ない。民進党の前原さんたちと会食したと聞いているが、今後の展開によっては再び離党し、野党の一部と連携することも頭にあるのではないか?それは明らかな反党行為だ。」

 こうした意見にすかさず反論した。「あのね、オレも安倍総理をずっと応援して来た。安倍首相に東京五輪までやって欲しいと思っている。でも、石破さんに対する見方は、あなたと全く違う!」と。反論というより、この種の「石破攻撃」を強く窘めた。

 あ、間もなく東京駅。何をどう話したのかは、次回のブログ「その3」で。