2017年8月12日〜14日

 21時。熱い紅茶を飲みながらのブログ。11日から始めた群馬県内の新盆回りも4日目が終わった。(ふう)

 終戦記念日の明日(15日)も、朝から新盆を迎えたお宅を回る。昼12時からは、前橋市のぐんまアリーナで開催される「平成29年群馬県戦没者追悼式」に出席。県選出国会議員を代表して追悼の辞を述べる。

 追悼式終了後も新盆回りの続き。翌16日も県内を飛び回る。あと2日で、6日間のお盆日程が終わる。

 11日は利根・沼田地域、12日は高崎、富岡地域等、13日は伊勢崎・館林地域等、今日(14日)は前橋・渋川地域を飛び回った。明日(15日)は前橋の続き。16日は再び高崎地域等に入る。

 最も辛かったのは12日。前日の「朝まで生テレビ」から(一睡もぜずに)地元に突入したからだ。移動中の車内で何度も意識を失いながら、最後まで走り切った。(ふう)

 ちょっぴり驚いたのは、お盆中に出演した(又は放送された)2つのTV番組の地元視聴率が予想以上に高かったこと。お盆休みの最中だったせいか、深夜の「朝まで生テレビ」を見たひとがかなり多かった。13日に地元を歩いた際には、昼12時から放送された「TVタックル」(番組で喋る自分の姿)を新盆で伺ったお宅のご家族と一緒に見るという初めての体験をした。不思議な感覚だった。(苦笑)

 唐突だが、お盆の習慣は世界に誇る「クールジャパン」の文化だと思う。お盆の行事には、日本人の優しさと繊細さが凝縮されている。昔から家族や親族が集まる雰囲気がとても好きなのだ。

 最近、周りの友人たちは「テレコン」(Skype等による会議)で、ほとんどの打ち合わせを済ましている。インターネットに国境はない。時差を合わせながら、ワシントンDCやロンドン、シンガポール、韓国等のスタッフとも(当たり前のように)映像や書類のテキストを共有しながら、仕事を進めている。

 それでも、政治の世界には「実際に会わなければ、気持ちを伝えられない」場面もある。新盆回りは象徴的だ。日頃から地元でお世話になっている方々が、又はそのひとたちのご家族が亡くなったとする。日程が許せば、出来る限り葬儀に参列する。それが出来なくても、電話や弔問等を通じてお悔やみの気持を伝える。人として当然のことだ。

 新盆を迎えたそのひとのお宅を訪ね、お線香を上げ、遺影の前で手を合わせる。お茶をいただきながら集まった家族の方々と言葉を交わす。これほど「日本人であること」のアイデンティティーを強く感じる空間は滅多にない。有権者の感覚を知る貴重な機会でもある。

 だからこそ、毎年、出来る限り自分自身で足を運ぶ。そもそも、この時期に地元に戻らない政治家は(例外なく)選挙が弱い。

 もちろん、議員本人が回れる軒数は限られている。全体の日程を睨みつつ、各地区の担当秘書が訪問先を絞り込む。彼らの涙ぐましい努力を思えば、「前日が徹夜だから午前中は休ませてくれ!」なんて言えない。ましてや、「若く見えても59歳なんだから手加減してくれ!」なんて頼めるわけがない。(笑)今年も最後まで一生懸命やる!!

 政治家として幸運だと思うことが1つ。それは「とてもいい秘書チーム」に恵まれていることだ。いや、正確には、(20年かかって)やっと信頼出来る自分のチームを作ることが出来たと言うべきだろう。新盆回りではその地区の担当秘書と終日、行動を共にする。車で移動中も、昼食の時もずっと会話が続く。

 選挙区の情勢から、後援会拡充プロセスの現状、他の議員の動き、家族のこと、政局やスポーツ、流行りの社会現象まで、ありとあらゆる話題が出る。話の種が尽きることはない。もともと自分は口数の多いほうなのかなあ?!(笑X5)寝不足でどんなに辛い時も、同志である秘書たちと「話しているうちに」回復する。

 過去のブログにこう書いた。「うちの秘書たちは、全員に一長一短がある!」と。「議員本人が欠点だらけなので仕方がない!」とも。(笑)が、今回の新盆回りで改めて確信した。「山本一太事務所の『少数精鋭・秘書軍団』は、群馬県のどの議員の秘書チームよりも(あらゆる意味で)戦闘力が高い!ずっといい仕事をしている!」と。(ニッコリ)

 

 個々の秘書が、それぞれ担当地域の人々の信頼を得ている。そりゃあ、そうだろう。17年間、自分を支えてくれた矢嶋学を失った後でさえ、秘書の平均勤続年数は10年を超えているのだ。

 え?あくまで個人の見解だ。(笑)群馬のどの議員だって「(他の議員事務所に比べて)自分の秘書が一番、頑張ってくれている!」と信じているはずだ。政治家自身がそう思っていなかったら、秘書たちが本気で頑張ってくれるはずがないではないか!(笑X2)

 あ、お湯が沸いた。2杯目の紅茶を飲んでから、ブログを続きを書く。