2017年7月24日

 午前零時過ぎ。急いでブログを更新する。今晩は5時間以上、寝ておかないと。

 午前から午後にかけて、衆院予算委員会の閉会中審査が行われた。仕事の合間に、NHKの国会中継を見た。細かい質疑の感想は書かない。が、安倍総理は、終始、冷静かつ誠実に答弁をされていたように思う。

 明日は参院予算委員会。最初から最後まで「真剣勝負」だ。予算委員長として真面目に職責を果たしたい。

 「苦言ブログ:その12」を掲載するつもりだったが、明日以降にする。今日は「直滑降ブログ」の強みと課題について書く。

 山本一太のブログ「気分はいつも直滑降」は、かつてSo-netという舞台で活動していた。その当時、ブログの視聴率(アクセス数)は1日平均で2万以上あったと思う。多い時は3万を超えた。

 So-netの政治関連ブログの視聴率ランキングでは、「直滑降」がほとんど1位だった。総合ランキングで1位を獲得したことも何度かあった。もちろん、当時も更新頻度はダントツだった。

 So-netの政治ジャンルを制覇(?)した後、アメーバに移籍した。ネットをよく知る友人たちは反対した。「一太さんのブログはアメーバ読者には馴染まない。逆に視聴率が下がるのではないか?」と。

 が、こうした友人たちの助言を退けて、引っ越しを敢行した。「全体の視聴者数を考えれば、アメブロこそブログ界のUFC(総合格闘技大会の頂点)だ!」と思ったからだ。

 案の定、友人たちの心配は的中した。UFC(アメブロ)のオクタゴン(八角形のリング)に突入した途端、アクセス数が大きくダウンしたのだ。現在のアクセス数は、平均で1日5千くらいだろうか?(ガクッ)多い時には、1万4、5千程度は稼いでいると思うが、酷い時は4千台(?)という日もある。

 政治家ブログの部門でも、これまでの最高は2位。数日前は確か5位だった。総合順位も800〜900位あたりをウロウロしている。So-netに在籍していた頃に比べると、ブログへの平均アクセス数は4分の1になった計算だ。

 考えられる原因はいろいろある。So-net時代の多くの読者に「ブログは終了した」と思われていること、初入閣を境に政治家としてのエッジ(発信力)が鈍ってしまったこと、So-netとアメブロの読者層が違うこと等々。

 そうは言っても、1階級(政治家ジャンル)のベルトくらい獲らないと「古巣」には戻れない。(笑)山本一太より上位にランクされている他の政治家のブログを初めて読んでみたが…ふうむ。発信量でも、内容の濃さでも全く負けていないと思うな。(笑X2)要はファンを獲得するための戦略と努力が不足しているということだ。アメーバの読者の心を掴む方法をよく研究してみよう。

 が、それでも、山本一太の「直滑降」は他の政治家のブログとは違う発信力があると考えている。先日も野党の某議員(意外な人物)から声をかけられた。「毎日、読んでますよ!」と。

 そもそも、ブログの発信力を示す指標はアクセス数だけではない。数字を上げるだけなら、方法はある。各地域の後援会メンバーに「1日1回のアクセス」を呼びかければ、ランキングはたちまち上昇するだろう。でも、そんなやり方でゲットした数字は、実態を反映していない。

 政治家の書くブログの影響力を図る要素は(視聴率に加えて)3つ。(1)どれだけ影響力のあるひとが見ているか?(2)主要メディア等にとれだけ取り上げられるか?(3)実際の事象(政治家の行動、政局、世論等)にどれだけの影響を与えられるか?〜だ。この3要素に関しては、(アメーバ移籍後も)他のほとんどの議員のブログに勝っていると自負している。

 ちなみに、他の議員のブログとは異なる「直滑降」の強みは、次の3点に集約される。

(1)Googleのページランクが高いこと。たとえば伊達参院議長に関する尖ったブログを掲載すれば、(関連情報が何万件あろうと)必ずその日の伊達議長の関連情報のトップページに出現する。

(2)本気で書いたブログは、必ずどこかの誰か(他のメディア等)にキャッチされる。特に魂を込めて放った言霊は、大抵、TVや新聞等で引用される。

 たとえば、先般、生出演したTBS「ひるおび」のスタジオでは、山本一太のブログ(安倍政権への苦言ブログ)のパネルが大きく掲げられ、赤線が引かれた部分の内容を検証するという形で議論が進められた。

 事実、踏み込んだ発言をした時は、よくTV番組等から「ブログのこの部分、使っても構いませんか?」という問い合わせがある。他の議員のブログが、こんなふうに取り上げられるケースはあまりないと思う。

 今回の「安倍政権への直言ブログ」シリーズに関して言うと、「ひるおび」以外のTV番組(ワイドショー等)からも「安倍内閣&自民党の今後」みたいなテーマで出演依頼があった。都合で行けなかったが、出演していれば、きっと同じような展開(ブログの中身に言及する)になった気がする。

 ちなみに、情報を拡散させたいと真剣に思ったら、どこかのアンテナに引っかかるまで(たとえ1年でも)毎日、書き続ける。これも他の政治家には出来ないことだ。何しろ、何を書いても「ボツの原稿」がないのだ。(笑)

(3)ブログに書いた情報や主張を、SNS(特にTwitter)と自らがキャスターを務めるウェブ番組「直滑降ストリーム」(ライブ視聴者数は他の自民党カフェスタ番組の数十倍)で増幅出来る。今、90分の番組でライブ視聴者が常に1万を超え、かつ番組終了後の視聴者アンケートが「とても良かった」「まあまあ良かった」合わせて9割をマークするネット番組は他にないのではないか。

 ブログとウェブTVとTwitterをマジに(効果的に)組み合わせれば、相当の相乗効果(破壊力?)を生む。ただし、Twitterのフォロワー数(現時点で18.2万人)は課題だ。当初の予定では現時点で30万人を上回っているはずだった。何とか盟友の河野太郎議員(20万以上)に追いつかないと!

 さあ、腹筋と背筋をやって寝る。

追伸:本日の地元紙(上毛新聞)の1面に2年後の知事選を扱った記事が載っている。こんなフレーズが目に留まった。

 「…自民党県連会長の山本一太参院議員の支援者の会合では、出席者から知事待望論とも受け取れる発言が飛び出した。」

 この中の「知事待望論とも受け取れる発言」という表現が気になった。正確な事実を記しておきたい。

 地元紙の記者も見に来ていた「山本一太後援会代表者・戦略会議」では、(幸か不幸か)「知事待望論と受け取れる発言」などという曖昧な意見は出ていない。(笑)その場にいた複数の後援会幹部から、「一太さんは知事になるつもりはないのか?」「ぜひ知事を目指して欲しい!」とハッキリ言われたのだ。

 過去のブログにも書いたが、昨年までは地元を回る度に、あちこちで「知事選に出るという噂は本当なのか?」と聞かれた。今年に入ってからは、この言葉が「ぜひ知事選に立候補して欲しい」に変わっている。

 先日、高崎と前橋の企業回りをした際には、何人かの有力な経営者から、「次は、どちら(同じ時期に行われる参院選と知事選)に出ようと応援するからね!」と声をかけられた。「お気持ちは嬉しいですが、参院選挙に再出馬するつもりです!参院選を応援してください!!」と答えた。