2017年7月15日

 党本部から23日に開票される仙台市長選挙への応援要請があった。微力ながら、個人演説会で応援演説のマイクを握らせてもらう。

 地元紙(河北新報)の分析によると、序盤は自民党と公明党が支持し、現職知事と現職市長が支援する新人候補が、民進党と社民党の支持する候補者(前衆院議員)にややリードを許しているらしい。自民党に対する逆風に歯止めをかけるためにも「負けられない選挙」だ。当然、与党としても残りの1週間に最大限のリソースを投入していくことになるだろう。

 

 無党派が本気で動いたら、いかなる組織選挙も通用しない。そのことは、2008年の政権交代選挙でも経験済みだ。誰がいかなる戦略を駆使しようと、東京都議選で勝つことは難しかった気がする。が、それでも、党執行部の方々には、都議選敗北の原因を徹底的に分析し、仙台市長選を含む今後の選挙戦術に活かしていただきたいと思う。

 

 応援という点で言うと、東京都議選はフラストレーションの溜まる選挙だった。(ふう)出来ることなら、選挙突入後は毎日でも誰かの遊説カーに乗り、候補者の隣で街頭アピールをやりたかった。少しでも誰かの役に立ちたかった。

 が、どの候補者の陣営からもなかなか応援の依頼がなく、東京の秘書もヤキモキしていた。今回も、「応援は頼まれた時だけ行く。誰からも呼ばれていない場所に行ったところで、陣営の迷惑になるだけ」という応援男の鉄則を貫いていた。

 それでも、終盤には東京選出の地元衆院議員等からの直接の要請を受け、6人の現職・新人候補の応援に駆けつけることが出来た。(ホッ)与えられた時間の中で、魂を込めた言霊を放った。6人のうちの4人は当選に届かなかった。(残念)

 前回に比べて、あちこちから声がかからなかったのは、応援弁士としての「商品価値」が低下しているからに他ならない。(ガクッ)もっと皆の役に立てるように頑張らないと!ただし、応援要請が減ったのは、別の要因もあった気がする。

 選挙後にある陣営から以下のような話が漏れ伝わって来た。

 「ひとを集めなくても気にしない(=何でも汗をかいてくれる)山本一太には、候補者の代わりに遊説カーで得意のマシンガントークをやってもらいたかった。事実、選対にはそんな意見もあった。」

 「が、こちらから呼んでもいない大物議員や党の幹部、自分の宣伝しかしない出しゃばりの地区担当議員(?)がうちの陣営の街頭演説会や決起大会に大量に押しかけたため、とても対応し切れなかった。実は応援の申し出を断る場面も多かった!」と。

 永田町での存在感(知名度)と一般国民の認知度や好感度は違う。無名でもイメージのいい議員もいるし、有名でも嫌われている政治家もいる。都議選では、こんな会話が頻繁に交わされていた気がする。(笑)

 「00議員を応援に送りたい。こんな重要な役職にあり、過去にこんなこともあんなこともやっている。」「いや、申し訳ないが、その議員のことはうちの選挙区では誰も知らない。しかも応援弁士は満杯だ。出来ればご遠慮願いたい!」

 親しい若手衆院議員の選挙区から立候補した40歳の新人候補の応援に2度、駆けつけた。当選は出来なかったものの、予想以上の健闘を見せた。その結果を見て、こう思わずにはいられなかった。「ああ、頼まれなくても、もっと集中的に応援してあげたら良かったなあ」と。

 次回の衆院選でも、「山本一太への応援要請」(=山本一太に応援に来てもらいたいと思うひとたち)は、そんなに多くないかもしれない。だからこそ、本当に勝ち残って欲しい同志たちのことは、(自分のモットーに反しても)勝手に応援しようと心に決めた。(笑)

 たとえば選挙区に足を運ぶことが候補者のプラスになると思えばそうするが、支援のやり方はいろいろある。ブログでその議員の活動を発信するとか、SNSやネット番組でPRするとか、カッコいい応援歌や動画を作るとか…。そのためにも、現時点で18万人しかいないTwitterのフォロワーを倍増させる必要がある。

 昨晩、「次回の衆院選で呼ばれなくても応援に行く現職衆院議員」のリスト(非公開)を作成した。(笑)それぞれの候補者に対して、こんなちび議員の自分にどんな貢献が出来るか?そのことを真剣に考えたい!!

 え?山本一太が応援に行っても、小泉進次郎衆院議員の20分の1もひとを集められないだろう。それでも、自分には激戦を戦う候補者の陣営にエネルギーを吹き込み、元気にさせるだけの強烈な熱意と闘志がある。

 「次の衆院選で勝手に応援するリスト」に名前を書かせてもらった皆さん、いざ鎌倉の時は必ず役に立ってみせますからね!!(ニッコリ)