2017年7月7日

 今日は七夕。織姫と彦星は無事に会えただろうか?!「七夕伝説」には特別の思い入れがある。理由は秘密です。(笑)

 過去のブログでも触れた憶えがあるが、自民党クールジャパン戦略推進特命委員長として、時々、中国の人気TVドラマをチェックしている。これも睡眠負債を増やしている原因の1つだ。(ふう)

 時代劇でも、中国版のトレンディードラマでも、頻繁に登場するのが中国の歴史上の故事(四文字熟語)と「牛郎織女(ぎゅろうしゅくじょ)」(=七夕伝説)のような中国の民話だ。

 この話も少し前のブログで取り上げた。たとえば、日本では思ったほど知られていない「梁山伯と祝英台」の物語は、中国版のロミオとジュリエットとして中国の一般国民に広く親しまれている。この悲劇のモチーフは、3年前に放送されて人気を博した時代劇ラブ・コメディー「トキメキ!弘文学院」でも、主要な登場人物をめぐるエピソードの柱として使われていた。

 そんなわけで、最近、中国の民話を研究している。中国人の考え方を知る手がかりになると思うからだ。研究の成果(?)は、「直滑降ブログ」で近いうちに報告する。

 さて、本日も地元(高崎市内)を飛び回った。途中、TBSの「ひるおび」に生出演するために群馬と東京を往復した。TV出演のために、何人かの大切な方々とのアポを再調整せざる得なかった。(本当にごめんなさい!)

 こうした場合、普通なら地元の重要日程を優先する。実際、先週も幾つかのTV番組からの出演オファーを辞退した。選挙区の日程とバッティングしていたからだ。が、今回はどうしても自分が行かねばならないと思った。他の自民党議員では言えないことを言う必要があると感じていたからだ。

 「ひるおび」の出演時間は約40分。国会議員のゲストは自分だけだった。スタジオのパネルに掲げられた山本一太の最近の「直滑降ブログ」の内容を検証しながら、議論を進めるという流れだった。

 レギュラー出演者から安倍内閣の人事や自民党の現状に関して、厳しい質問やコメントが相次いだ。が、これは当然のこと(最初から覚悟していたこと)だ。むしろ、このタイミングで発言の機会をもらえたことを感謝している。

 当然のことではあるが、発言に関しては次の2つのルールを守った。ひとつは(野党議員が出演していない中で)他党の批判をしないこと。2つ目は(現職の参院予算委員長として)予算委員会開会の是非や日程等に関して一切、コメントしないことだ。

 「苦言ブログ:その1」で、「有権者は、国民が疑問に思っている問題に関して、政府が十分な説明責任を果たしていないと考えている」と記した。「総理自身が記者会見で明言したように、政府も自民党もより真摯に説明する姿勢を行動で示していくべきだ」とも。山本一太のこの主張の根底には、次の2つの確信がある。

(1)安倍内閣の下でさらなる長期安定政権を続けることが日本の国益であり、国民のためになる。過去、経済でも外交でも、4年間でこれだけの実績を残した内閣は他に思い浮かばない。ようやく再生へのキッカケを掴んだ日本経済の回復を本格軌道に乗せ、「今、そこにある危機とも言うべき北朝鮮の脅威」から日本を守るための外交を展開出来るリーダーは安倍首相以外にはいない。

(2)安倍総理と菅官房長官のことは、個人的にもよく知っている。20年以上、この2人の政治家としての活動や立ち振る舞いを身近に「目撃」して来た。総理と官房長官が「私利私欲のために行政をねじ曲げる」などということは絶対にあり得ない!すなわち、安倍首相にも菅長官にも「やましいところ」は一切、ない。そう断言出来る!!

 考えて見て欲しい。安倍総理も菅長官も、これまで政府や党の重要ポストを歴任して来た。にもかかわらず、この2人にまつわる「政治とカネ」の利権や女性スキャンダル、ましてや秘書への暴力問題なんてほとんど聞いたことがない。2人とも本当に清廉な政治家なのだ。

 だからこそ、総理の側近と呼ばれる人たちには、普通の議員以上に襟を正し、いかなる疑惑(?)に対しても真摯に説明努力を尽くす責任があると思う。「李下に冠を整さず」を貫いていただきたい。この点については、その3で触れる。

 今回のブログでは、今日のTBS「ひるおび」でのやり取りに関して、2つだけ気になったことを書き残しておきたい。

 番組の中で、過去何度もこのブログに書き、かつ幾つかのTV番組でも繰り返し言及している山本一太の持論を展開した。以下のような趣旨の見解だ。

 「安倍総理による長期安定政権こそ日本の国益だと確信している。が、『一強多弱』という状況は、(健全な民主主義という観点から)けっして好ましくない。国民にもう1つの選択肢を提供するのが野党の責務だ。その意味で言うと、与党に対抗出来る最大野党には、衆院の300小選挙区と参院地方区の全てに候補者を擁立するべきだ。自分の地元である群馬県にも対抗馬を立ててもらいたい。与野党が(緊張感を持って)選挙で政策を競い合い、その結果、自民党が勝って自公で政権を維持する。これが(このプロセスの中で長期政権を実現していくことが)あるべき姿だと思っている!」

 え?選挙が強いからこそ言える「余裕の発言」じゃないかって?!残念ながらそれは違う。世の中は猛スピードで変わっている。2年後の参院選挙(群馬地方区)は間違いなく激戦になる。自分が当選出来るかどうかなんて分からない。その危機感がなかったら、今からこんなに必死に選挙の準備をするわけがない。

 上記の山本一太の発言に対して、木曜日(?)のレギュラーコメンテーターである福本容子氏(毎日新聞論説委員)が、「参院のベテラン議員である山本さんが、そんなふうに野党を批判するのは傲慢ではないか!」みたいなコメントをした。

 「いや、私は野党を批判しているのではありません。(「一強多弱」を解消するため)野党にもっと頑張って欲しいと思っているのです!」と切り返した。福本さんが嫌いなわけではないが、この「傲慢批判」はあまりに強引な感じがした。

 事実、「ひるおび」出演後に地元で会った複数の支持者の人たち(経済人)が、「一太さん、昼のTV見たよ。あの女性のコメントは批判のための批判に聞こえたなあ」と話していた。「ちゃんと反論して良かったね」とも。まあ、全員が山本シンパなので、贔屓目かもしれない。(笑)「ひるおび」の視聴率の高さも再認識した。

 福本さんとのやり取りは、念のために文字起こししておいた。が、ブログには掲載しない。ネット上で変なふうに炎上したら嫌だもの。(苦笑)

 もうひとつ、気になったこと。それは、番組で取り上げられた自民党の後藤田正純副幹事長の東京都議選をめぐる発言だ。この件に関するマスコミ報道をフォローしていなかったので詳細はよく知らなかった。が、後藤田氏が自身のHPで「都議選の街頭演説で安倍政権の反省点を述べたら、これを聞いた党幹部からクレームを受けた」と明らかにしたらしい。

 気がつくと午前2時を回っている。後藤田議員の発言に関しては次回のブログ(その3)で。