2017年6月11日

 加計算学園をめぐる問題の影響で、さすがに安倍内閣の支持率が下降気味のようだ。それでも、歴代内閣に比べたら、依然として「かなりの高水準」を維持している。

 過去のブログでも指摘したが、こと安倍政権の支持率に関して言うと、「日本テレビ」と「NHK」の調査が最も自分の体感に近い。日テレとNHKの数字を平均したものが、「実際の支持率」だと考えていいと思う。この2つのメディアの最新の数字がどうなるか、そこに注目している。

 さて、山本一太待望論に関する「その13」を書く。5月28日の「第1回山本一太後援会代表者・選挙戦略会議」では、次回選挙の鍵を握る200人の後援会幹部の前で熱いプレゼンを披露した。

 スライドや動画を駆使し、様々なチャートや数字を示しながら、これまでの選挙実績、各地区後援会の拡充・強化の現状、今後の戦略等について熱烈に語った。あっという間に1時間が過ぎ、会場との質疑応答(意見交換タイム)が始まった。

 最初に手を挙げて発言したのは、敬愛する後援会の大幹部(企業後援会の会長)だった。正直言って、これは予想外の展開だった。(ふう)親分肌の会長らしいストレートな言葉だった。

 「一太さんは知事になろうという気持ちはないのか?!」

 続けて、子供の頃から知っている有力な後援者からも同様の意見が出た。 

 「お父さんの富雄さんは知事になることが悲願だった。国会議員として群馬に貢献するのはいいが、『鶏口牛後』という言葉もある。この際、一太さんには、知事として故郷のために頑張ってもらえないだろうか?!」

 思ったとおり、婉曲な表現は一切なかった。すなわち、「次の知事選に立候補して欲しい」ということだ。

 この大事な2人の支援者の質問に対して、次のように答えた。自分が「どんな表現で何を言ったのか」を出来るだけ正確に書く。

 「ご意見、ありがとうございます。正直に言いますが、最近、群馬を歩いていると、あちこちから『知事になって欲しい』という声を聞くようになりました。だから、今日、知事選に関する質問はどこかで必ず出ると覚悟していました。いい機会なので、私の率直な気持ちを改めて皆さんにお伝えしたいと思います。」

 「私は群馬県で生まれて、群馬県で育ちました。群馬の幼稚園に行き、群馬の小学校と中学校に通い、群馬の高校を卒業しました。地元には同級生も大勢います。政治家になってからも、全県1区を選挙区とする参院議員として22年間、毎週のように県内を飛び回って来ました。」

 「当然、故郷群馬に対する思い入れは人一倍のものがあります。群馬の発展に貢献したいという強い思いがあります。だから、こんな欠点だらけで不完全な政治家(人間)である山本一太に対して、愛する故郷の人たちから『知事になってもらいたい』と言われたら、嬉しくないわけがありません。後援会の皆さん、県民の皆さんの中に少しでも山本一太知事待望論なるものがあるとすれば、とても有り難いし、光栄なことだと感じています。」

 「政治は何が起こるか分からない世界です。皆さんもご存知のとおり、『100%こうなる、こうならない』ということは言えません。そのことを断った上で、この件についての私の考えをハッキリ申し上げておきたいと思います。『現時点で2年後の知事選に出馬することは全く考えていません。』今回の戦略会議は、2年後の参院選に勝ち抜くための会議です。次の参院選に向けて全力で支援態勢の強化を図っていきたいと思います。後援会の皆さんに、ぜひ助けていただきたいのです。」

 「ということで、知事選に関する質問はここで打ち止めにしていただけると幸いです。他に何かご意見、あるでしょうか?政策についての質問でも、安倍政権や自民党に対する要望でも何でも結構です。ぜひ率直なお話を聞かせてください。」

 他の出席者から、教育問題、北朝鮮問題、森友問題や加計学園問題に対する政府の姿勢等について質問や意見が出た。政権与党への激励も批判もあった。1つ1つの質問に出来るだけ真摯に、丁寧に応じたつもりだ。

 あ、お湯が沸いた。熱い紅茶をもう一杯飲んでから、明日(6月12日)の「政経セミナー&音楽ライブ」の準備に取り掛かる。この続きは「その14」で。