2017年5月15日

 間もなく午前2時。睡魔を振り払って、今日のブログを書く。

 17時。党本部7階の会議室で行われた厚生労働部会に出席した。議題は受動喫煙防止対策。冒頭、会議に出席した塩崎厚労大臣が最新の厚労省案について説明した。塩崎大臣の論理には説得力があった。

 続けて、ひな壇の厚労部会幹部から、厳しい受動喫煙防止策を求める議員グループの代表者(?)とたばこ議連の幹部との間の「合意案」なるものが提示された。が、これには出席議員から反発が相次いだ。結局、示された文書は合意案ではなく、部会における平場の議論の叩き台にするための確認事項(?)という扱いになった。

 約1時間半、受動喫煙防止推進派と分煙派の間で活発な意見が交わされた。党内民主主義、健全ではないか!(ニッコリ)厚労省案を支持する議員も半分くらいいたと思う。

 会議室の両隣の席は、河野太郎衆院議員と三原じゅん子参院議員。太郎氏と同じ立場で発言するのは久し振りのことだった。

 自分も手を挙げて、次のような趣旨の発言をした。

 「今回、受動喫煙問題に関する厚労部会に初めて出席した。これまで、この部会では、受動喫煙対策について4回に渡る議論が重ねられて来たと聞いている。過去、この問題を真剣に論じて来た同僚議員の方々に敬意を表したい。受動喫煙についての自分自身の考えがまとまらなかったこともあり、過去の部会になかなか出席出来なかった。今、そのことを反省している。」

 「しかしながら、いよいよ議論も佳境に入って来た。ずっと一途に自民党で頑張って来た議員の1人として、この問題に関する自らの意見を申し上げることをお許し願いたい。結論から言うと、自分は厚労省案で法案をまとめるべきだと考えている。」

 「なぜ、今日、部会に出て来ようと思ったのか?過去の部会で厚労省案に反対する意見が圧倒的だったと聞いたからだ。自分が知る限り、党内に厚労省案を支持している受動喫煙防止強化派もかなりいる。そのことは、ぜひ分かっていただきたい。」

 「安倍総理は2020年の東京オリンピック&パラリンピックを視野に受動喫煙防止対策の強化を図っていきたいと明言している。本日、安倍総理の側近である塩崎厚労大臣がわざわざこの部会に足を運んだのは、総理のこの方針を実現させたいという強い思いがあるからだと思う。」

 「ご存じだとは思うが、受動喫煙防止に関する国際社会の関心は高い。2020年に向けて、外国人観光客もさらに増加するはずだ。オリンピック開催を契機にロシア、ブラジル、そして中国までも受動喫煙に関して罰則を伴う法規制を実施している。にもかかわらず、東京でのオリ・パラ開催を控えた日本だけがやらないというのは国際的に通用しない。万一、欧米のメディアに日本が受動喫煙防止後進国だと報道されれば、日本の国際的なイメージは間違いなく低下する。そのことが心配だ。」

 「それより何より重要なのは、国民の健康の問題だ。たばこを吸うひとの権利を認めることも重要だが、そもそも国民の8割以上が非喫煙者だという事実を忘れてはならない。医学的に受動喫煙による健康被害が明らかになっているにもかかわらず、日本国民の3〜4割(妊婦、子ども、がん患者を含む)が職場等で受動喫煙の被害に遭っているという調査結果を重く受け止める必要がある。努力義務によるこれまでの対策が不十分であることは誰の目にも明らかではないか。」

 「飲食店への影響に関しては、表示の方法等、様々な工夫の余地があると思う。ただし、法案を厚労省案より後退した内容にすることには賛成出来ない。もう一度、言う。法案の作成にあたっては、厚労省の案を採用すべきだ!」

 出席議員の議論は最後まで聞いた。が、部会終了直前の塩崎大臣の発言が終わる前に、党本部の会議室を飛び出した。そのまま、島尻安伊子大臣政務官のパーティー会場に急行した。到着したのは18時40分。何とか挨拶の時間に間に合った。(ホッ)

 力をこめて、激励のスピーチをこう締めくくった。

 「皆さん、いよいよ、沖縄県の政治の流れが変わって来ました。沖縄が政治家・島尻安伊子を再び必要とする時が必ずやって来ます。その時はぜひ、力を貸してあげてください!私も一生懸命、応援します!!」

 あ、挨拶の中で、急いで会場を出なければならなかった盟友、吉田博美幹事長の島尻さんに対する激励の言葉を伝えるのを忘れていた。(ガクッ)ごめんなさい!

 19時45分からは高校時代の後輩と会食。オンラインのレッスンでギネス記録を持つ超絶ギタリストだ。「人生は一度しかない。何でも自分が信じたとおりにやってみたらいい!」とアドバイスした。

 さあ、腹筋と背筋をやってから布団に入る。睡眠時間、4時間だ、な。(ふう)