2017年5月11日

 22時。熱い紅茶を一杯飲んで、パソコンのブログ更新画面を呼び出した。TVではCNNのライブニュースが流れている。一昨日、トランプ大統領がコーミーFBI長官を突如、解任した。米国のメディアは連日、この問題を大きく取り上げている。

 ニクソン大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件がふと頭を過ぎった。これは相当に深刻だ。展開によっては、トランプ政権の危機に発展する可能性もある。

 本日は午前10時から(昼を挟んで)14時45分まで外交防衛委員会。終了後は外務省や内閣府からのレクが続いた。夕方、島尻安伊子・沖縄担当大臣補佐官と琉球大学の松下教授が来訪。GW中の訪米の成果を聞いた。

 西普天間基地跡地に国際医療拠点を構築する必要性を改めて痛感した。ここからが本番だ。医療拠点推進小委員会の委員長として、予算確保等をしっかりと後押ししたい。

 そういえば、昨日の朝の自民党沖縄振興調査会に翁長沖縄知事が出席。沖縄振興策についての要望を聞いた。特筆すべきは、翁長知事自身から「県としても、普天間高校の国際医療拠点予定地区への移転を積極的に推し進めたい」という発言があったことだ。佐喜真宜野湾市長も嬉しそうだった。

 17時30分。いつもの床屋さんへ。理髪を済ませ、身も心もスッキリした。その後は議員会館事務所で日程等の打ち合わせ。5月末の地元後援会代表者による戦略会議についても幾つかの指示を出した。

追伸:昨晩のウェブ番組「直滑降ストリーム」の主要テーマは2つの大統領選挙(韓国大統領選と仏大統領選)だった。ゲストコメンテーターとして、武藤正敏前韓国大使が急遽、自民党本部一階のスタジオ(Cafesta)に駆けつけてくれた。

 

 番組直後の視聴者アンケートは、今回も「とても良かった」「まあまあ良かった」合計で9割。ライブ視聴者も1万人を超えた。武藤大使、本当にありがとうございました!

 

 安倍総理と文在寅(ムンジェイン)大統領は早期に首脳会談を行うことになるだろう。首脳間の信頼関係構築が急務だ。その意味で言うと、元東亜日報日本特派員で、韓日議連の副会長も務めた知日派の李洛淵(イナギョン)全羅南道知事(64)が新首相に任命されたのは、本当に良かった。ホッと胸を撫でおろしたひとも多いだろう。

 ただし、日本との関係を重視する首相を起用したからといって、ムン政権の下で慰安婦合意が約束どおり履行されるとは到底、思えない。日韓関係が(一時的にも)再び冷え込む可能性は高い。対北融和政策を主張するムン大統領の登場で、北朝鮮に対する日米韓の包囲網が弱まることが何より心配だ。

 トランプ大統領が「スマート・クッキー」(「賢い人物」というよりもっと小馬鹿にしたニュアンス(苦笑))と評したように、予測不可能(?)な金正恩労働党委員長は、巧みな瀬戸際政策(?)を展開しているようにも見える。経済の命脈を握る中国政府が制裁強化に踏み切った(少なくとも強硬策を取る構えを見せている)状況の中で、金正恩委員長が韓国(融和派のムン大統領)に外交攻勢をかけて来ることは間違いないだろう。

 さあ、腹筋と背筋の時間だ。