2017年3月16日:パート2

 

 参院予算委員会の視察団は、建設中の小学校の内部に入ることを許可された。 個々のスペースや設備に関して、籠池理事長からかなり丁寧な説明を受けた。 建物のデザインや設計の洗練度、建材のクオリティー等はかなりレベルが高いと感じた。 視察団との具体的な会話の中身は書かない。

 

 視察を終え、別の入り口に移動したバスに直接、乗り込んだ。 そのまま伊丹空港へ。 残念だったのは、視察団の団長(予算委員長)として視察後に報道陣の前でやる予定だった「ぶら下がりのインタビュー」が出来なかったことだ。

 

 森友学園の小学校計画予定地を視察した直後の報告が、視察団団長(予算委員長)としての最も重要な仕事だと考えていた。 慎重かつ簡潔に(しかも分かりやすく)やろうと頭を整理していた。 が、現場は騒然とした状況。 危険すら感じた。 とてもTVカメラの前で話が出来るような状態ではなかった。

 

 夜。 TVのニュースにチャンネルを合わせた瞬間に、「自民党と民進党の国会対策委員長が会談した結果、来週23日に籠池理事長の証人喚問を衆参で行うことで一致した」という速報が飛び込んで来た。 「え?一気に証人喚問が決定?!しかも衆参両院でやる?!」 正直言って、やや唐突な感じがした。

 

 それもそのはず。 参院予算委員会の理事会の現場では、籠池理事長の参考人招致を認めるかどうかについて「ギリギリの協議」が続いていたのだ。

 

 この決定には、当然、参院自民党執行部も関わっているはずだ。 与野党が合意をしているなら、参院でも必要な手続きを取らねばならない。 明日、参院予算委員会の理事懇談会が急遽、セットされた。

 

 ただし、この決定の経緯はよく確認したい。 その上で、(場合によっては)証人喚問に関して話し合う明日の理事懇談会で「参院予算委員長としての意見」を言わせてもらうつもりだ。

 

 ふう。 結構、疲れた。 腹筋と背筋をやって早めに寝る。