2017年2月6日

 夕方。 BSフジ「プライムニュース」のスタッフが来訪。 2月8日(水)に出演予定の番組(20時〜21時53分)に関する打ち合わせをやった。 テーマは日韓関係。  他の3人のゲストは全て韓国の有識者という「修行の場」だ。(笑) そうか、反町キャスターもいた。

 慰安婦問題、日米韓の安全保障、次期韓国大統領選挙等について議論する。 今後、日韓関係はさらに冷え込む可能性が高い。 日米韓の連携にも不透明感が漂っている。  最も重要なのは、安倍政権が安定していることだと思う。

追伸:夜。 熱い紅茶を飲みながら、いろいろなことを考えた。 98年に韓国の金大中大統領が来日。 小渕総理(当時)との首脳会談で、「未来志向の日韓関係」を高らかに宣言した。

 金大中大統領の国会演説は心に響いた。 「奇跡は奇跡的に始まるものではない!」という言葉に胸を打たれた。 このフレーズにあるひとのイメージを重ねて、「一衣帯水」というオリジナル曲の詞を書いた。 この歌には、(いろいろな意味で)思い入れがある。(*youtubeでもPVが見られます。)

 日韓関係を重視する人たちから、よく「98年の精神に立ち戻れ!」みたいな話を聞く。 残念ながら、あの時代は2度と戻って来ないだろう。

 誰かの言葉が頭を過ぎった。 「信頼を築くには長い時間がかかる。でも、崩壊するのは一瞬だ」と。 国家と国家の間に信義や友情なんてない。 あるのは個々の国益だけだ。 ましてや、人間関係は驚くほど脆い。 歴史は一瞬で輪切りにされる。

 だからこそ、こんな短い人生で出逢った(自分にとって)「大切な人たち」を大事にしなければならない。 Mr.Childrenの歌ではないが、誰もが問題や悩みを抱えている。 親しい人間が窮地に陥ったら、誰だって助けたいと思う。 でも、そのためには、自分が強くなければならない。

 政治家として、人間として、「何を優先しなければならないのか?」を本気で見極めなければならない。 あの辛かった歴史を繰り返すのか? それとも???