2017年1月18日:パート2

 

 20時過ぎ。 新幹線で東京に向かっている。

 

 先ほど、列車の車中でサッと夕食を済ませた。 メニューは、高崎駅構内の食品売り場で買ったお寿司とブロッコリーのサラダ。 何を食べても美味しい。 好き嫌いがないのは、亡くなった両親のお陰だ。(感謝)

 

 1月20日に通常国会が開幕する。 毎年恒例の地元新年祝賀会回りも、ようやく一段落という感じだ。 それでも午後からは、地元日程を組んだ。

 

 15時。 「群馬測量設計業協会」の新年賀詞交換会会場に到着。 祝賀会の前に、協会員の方々の前で、1時間の講演をさせてもらった。

 

 トランプ政権の展望について語った。 最後のほうで少し声がかすれた。(ヤバい!) 昨晩、BONJOVIの「Living on prayer」を自宅で何度も(しかもオリジナルキーで)熱唱したのが、間違いだった。(苦笑) せっかく完治した喉を大事にしないと!

 

 18時過ぎ。 群馬県医師会の新年会に遅れて合流。 トランプ次期政権で廃止される可能性の高いオバマ・ケアの現状に触れつつ、「これだけの人口規模を持つ日本で国民皆保険制度を維持出来ている」ことの意義を強調した。

 

 その上で、「数年前、私の友人の武見敬三参院議員の働きかけで、英国の著名な医学雑誌『ランセット』で日本の社会保障システムの特集を組みました。 日本の国民皆保険システムは、ある意味、世界に誇れるクールジャパンだと考えています」と話した。

 

 県連として、群馬大学病院の問題にもより積極的に取り組んでいくことも約束した。

 

 政治家・山本一太にとって、地元の新年祝賀会は(会合の大小にかかわらず)常に真剣勝負だ。 与えられた時間の中で「何を発信したらいいか?」を、移動中の車内で練る。

 

 「練る」といっても、挨拶の構成を(短時間で)頭の中で組み立てるだけの作業だ。 このプロセスがあるからこそ、祝辞の内容は常に正確にブログに掲載出来る。

 

 何度も言っているように、「言葉」は情報の宝庫だ。 祝辞を聞いただけで、その人物の知性、知識、思考回路、センス、発想力、問題意識が、たちどころに分かってしまう。 言葉の使い方で、人間性まで垣間見えたりもする。

 

 あらゆる会合で他人の挨拶を集中して聞く。 興味のあるひとの演説なら、一言も聞き漏らさない。 会場にいる人々も、そこで喋る政治家の力量や中身を「言葉」で判断する。

 

 毎年1月の「新年祝賀会シリーズ」は、政治家としての自分をアピールする最大のチャンスであると同時に、中身を暴かれる「危険な空間」でもある。 「修行の場」と言ってもいいかもしれない。

 

 あ、間もなく終点(東京)のアナウンス。 次回のブログに続く。