昼過ぎ。 高崎の自宅に立ち寄った。 午前中は、「高崎市消防隊出初式」に出席。 野外の会場は、スゴく寒かった。 来賓挨拶は30秒で済ませた。 拍手が沸いた。 整列して聞いている消防隊の人たちだって、凍えていたはずだ。

 

 夕方から、伊勢崎市長選挙の出陣式や群馬県歯科医師会の新年祝賀会にも顔を出す。

 

 来週、訪韓する予定を立てていた。 韓国の生の情勢を肌で感じたかった。 旧知の有力知事や議員に会って話を聞きたいと思っていた。 次期大統領の有力候補にもアポを申し込んでいた。 が、在韓日本大使召還等の流れを受け、急遽、中止することに! 飛行機もホテルも、キャンセル料を払う羽目になった。(ガクッ) 

 

 韓国政府が、釜山・日本総領事館前の慰安婦像設置を認めたことに驚愕した。 慰安婦をめぐる日韓両政府間の合意を反故にする行為だ。 とても先進国の対応とは思えない。 いや、政府が機能していないと言ったほうが正確だろう。 

 

 今回の韓国政府によるあまりに無責任な「約束破り」が、パク・クネ大統領の弾劾をめぐる一連の政治的混乱と相まって、韓国の国際的なイメージをさらに悪化させることは疑いの余地がない。 日韓関係が再び冷え込むことは必至だ。(ため息)

 

 さて、自民党群馬県連会長肝いりの「政策タスクフォース」(第1弾)が、今月中にも立ち上がる見込みとなった。 織田沢幹事長と相談して、8名のメンバーを人選した。 

 

 県連幹事長と政調会長には常時、タスクフォースの勉強会に出席してもらう。 狙いは「群馬発のクールジャパン・コンテンツの発掘&発信」だが、もう少し幅広くテーマを設定したほうがいいかもしれない。 皆とよく相談してみよう。

 

 何度も発言して来たとおり、山本一太県連会長の最大の使命の1つは、「衆院群馬1区の公認問題を、民主的な手続きを経て決定した県連全体の方針に沿って決着させること」だ。 

 

 県連会長になって以来、この問題で誰か特定のひとを悪く言ったり、批判したりすることは一切、控えている。 ひとには、それぞれ立場というものがある。 個々の関係者の事情や気持ちがよく分かっているだけに、心苦しい面もある。 「皆の思いが叶う解決策があればいいのに…」と思うこともある。 が、(残念ながら)この問題に関して、最初から全員が納得するような答えはない。

 

 そのことを断った上で、群馬1区公認問題の核心を(表現ぶりに注意しながら)書き残しておきたい。

 

 インターネット時代の大きな特徴として、(良くも悪くも)「情報が風化しない社会になった」ことが挙げられる。 いったんサイバースペースに過去の不祥事やスキャンダル情報に関するクラウドが形成されたら、(どんなに時間が経とうと)何かのキッカケでその出来事があっという間に蒸し返され、SNS等で容赦なく拡散される。 その醜聞の中身のインパクトが強ければ強いほど、再拡散力は倍増される。

 

 すなわち、今回、もし自民党本部が群馬1区の公認問題で「誤った判断」をすれば、たちまちネットを含むあらゆるマスコミの「格好の餌食」になるだろう。 特に自民党嫌いのメディアや敵対勢力にしてみれば、「飛んで火にいる夏の虫」だ。 選挙突入前に、この問題を最大限クローズアップして自民党のイメージを少しでも貶めようとして来ることは、目に見えている。 事実、有権者の印象を考えれば、かなりのダメージになることは間違いない。

 

 万一、党本部が国民の反発を招くような公認決定をしたら、最も損害を被るのは、有権者の反感をモロに受けることになる群馬の5つの小選挙区選挙だ。 群馬の5人の衆院選・自民党公認候補は、無党派層からの支持を相当、失うかもしれない。

 

 が、影響はそれだけにとどまらない。 結果として、他府県の小選挙区や自民党比例区の議席を減らすことに繋がる恐れもある。

 

 自民党本部はもちろん、選挙を戦う全国の自民党衆院議員たちも、上記の「誤った公認」がもたらす負の影響については、(口に出すか出さないかは別として)十分に分かっているはずだ。 

 

 次回の衆院選でも、「自民党候補VS野党統一候補」という構図は維持される公算が高い。 忘れてならないのは、小選挙区の得票率が5割に達していない自民党議員が70人もいるという事実だ。 

 

 そうでなくても(参院に比べて)生存本能の強い衆院議員たちが、「党のイメージを毀損するような党本部の行動」を支持するわけがない。 いや、「誤った公認」に真っ向から反対するひとも出て来ると思う。 

 

 安倍自民党は前回の衆院選でも圧勝した。 次回の衆院選で「議席を減らす」ことは避けらない流れだ。 議席減を最低限に抑えたいと考えているその自民党が、「みずみす敵対勢力に攻撃材料を与え、自民党の議席減に結びつくかもしれない」リスクを冒すわけがないではないか! 「選挙にマイナスになることはやめて欲しい」という議員たちの意向を無視するはずがないではないか! 

 

 ここが、(実は誰もが分かっている)群馬1区公認問題の核心なのだ。

 

 自民党群馬県連会長として、最後は「辛い決断」を迫られることになるだろう。 が、仮にも、県連の最高責任者なのだ。 恨まれたり、批判されたりすることは覚悟している。 どんな状況になっても逃げずに矢面に立ち、「県連の総意」を実現しなければならない!!

 

 あ、お湯が沸いた。 最近、お気に入りの「ジンジャー・ミルクティー」をもう一杯、飲む!