2016年12月5日

 

 昼12時から参院自民党の政策審議会がある。 カジノ法案について話し合う。 前々国会(?)でカジノ法案を同じ政審で議論した時は、「ほぼ反対一色」だった記憶がある。 その結果を受けて、当時の政審会長が「カジノに関しては、参院の意向を反映しつつ、慎重に進めて欲しい」と申し入れた経緯がある。 事実関係、間違ってないですよね?

 

 様々な情勢から考えると、今回は賛成意見も出るだろう。 全ての発言をひと言も漏らさず聞く。 当然、山本一太の考え方は一貫している。 「国民の意見が十分に得られていないカジノ法案を『今国会で強引に成立させる』のは良くない。あまりに乱暴だ!」と主張する。

 

 報道によると、安倍総理と菅官房長官は「カジノ法案に前向き」だという。 これが事実とすれば、「カジノ法案に否定的なことを言う」のは、とても心苦しい。(ため息) 言うまでもなく、この2人は(自分にとって)「特別な存在」だからだ。

 

 あまりにお馴染みの主張ではあるが(苦笑)、今までも、これからも、安倍総理を応援する気持ちは変わらない。 安倍総理の人間性が好きだし、(それより何より)安倍長期政権こそ、日本の国益だと確信している。

 

 菅官房長官が(あらゆる意味で)「安倍内閣の要」であることを否定するひとはいない。 過去4年、私心なく安倍首相を支え続けて来た「アニキ」には、政治家としても「恩義」がある。 菅長官が示してくれた「信義」は、生涯、忘れない。

 

 安倍政権は、恐らくあと5年続く。 その間、菅長官が自らの政策グループを立ち上げるようなことは、けっしてないだろう。 菅さんはそういうひとなのだ。 が、万一、「菅派」が誕生したら、かなり多くの議員が参集するに違いない。 自分だって馳せ参じるかもしれない。 菅長官には、それだけの魅力がある。

 

 それでも、今のカジノ法案をめぐる「衆院でのあまりに乱暴な審議」を目の当たりにして、黙っているわけにはいかない。 21年間、自民党議員として一途に頑張って来たひとりの政治家として、懸念を覚えずにはいられない。 こんなやり方は、自民党にとっても、安倍総理にとってもマイナスになる。

 

 安倍総理と菅長官が「カジノ解禁推進派」だというマスコミ報道に加え、カジノ解禁を求める超党派の動きがあることも承知している。 特に自民党の推進議連には、大勢の人たちが名前を連ねている。

 

 自分と意見は違うが、「カジノが地方創生の起爆剤になる」「有力な成長戦略になり得る」「安倍政権のためになる」と考えている多くの(?)同僚議員がいる。 それも事実だ。

 

 だから、「カジノ構想」そのものを全面否定するつもりはない。 やるなら、「もっと時間をかけて審議すべきだ」と言っているのだ。 「国民の理解を得る努力を怠るべきではない」と言いたいのだ。

 

 カジノ法案に関するブログを書き始めた時、総理と長官の顔が浮かんだ。 タイトルに「カジノ法案に断固、反対!」とは書かなかった。 あえて、「今国会で国民の理解が十分に得られていない『カジノ法案』を強引に成立させることには賛成出来ない!」という表題にした。 

 

 あ、そろそろ行かないと。 この続きはその4で。

 

 

「◇山本一太オリジナル曲:
<a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1362912973" target="_blank">「素顔のエンジェル」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1362913254" target="_blank">「マルガリータ」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1298511048" target="_blank">「かいかくの詩」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1372242789" target="_blank">「一衣帯水」</a><br><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/so21209855" target="_blank">「エイシア」</a><br>