2016年10月1日

 20時30分。 熱いカフェオレを片手に、キーボードを叩いている。 今日、地元の会合で初めて「自民党県連会長、参院予算委員長」と紹介された。(ふう) 主な日程を振り返ってみると…。

 14時。 下仁田町文化ホールで開催された「荻野商店創業100周年記念式典」に出席。 来賓として祝辞を述べた。 いつもより長く喋った。 群馬の特産品である「こんにゃく」のビジネスを展開するこの老舗企業に人一倍の思入れがあるからだ。 

 「荻野商店」は、下仁田ネギとこんにゃくで有名な下仁田町を拠点とする日本有数のこんにゃく製粉製造メーカーだ。 3代目の現社長は辣腕の経営者。 真面目で誠実な人柄で地域の信望も厚い。 「山本一太下仁田町後援会」の会長職も引き受けていただいている。 このひとに後援会長をやってもらえるなんて、政治家として本当に幸運だ。(ニッコリX50)

 日本は「長寿企業大国」と呼ばれている。 帝国データバンクによると、日本国内で100年以上の歴史を持つ企業は約2万6千社。 創業200年を超える企業も約1200社あるとのこと。 世界的に見ても、創業200年企業の4割が日本に集中していることになる。 これってスゴいことだ。

 日本に長寿企業が多い理由に関しては、様々な分析がある。 歴史的、地理的な条件もあるだろう。 「家業」を大切にする日本人経営者の気質も大きく関係しているはずだ。 が、何と言っても、「明確な企業理念と長期的視野」が創業者から受け継がれていることが大きいのではないかと思う。

 日本の長寿企業について最も素晴らしいと感じるのは、究極の目的を単なる「金儲け」ではなく、「社会貢献」と捉えていることだ。 

 冒頭の主催者挨拶の後、荻野社長が長年のビジネスパートナーである仲買業者や生産組合の人たちに感謝状を手渡した。 続けて、下仁田町に対して多額の寄付金を贈呈。 その様子を見ながら、改めて確信した。 

「この伝統ある会社は、間違いなく『さらなる高み』(200年企業)に向けて発展を続けていくだろう」と。

 あ、大事な電話をかけないと。

追伸:17時過ぎ。 吉岡町に到着。 渋川高校同窓会吉岡支部総会で講演した。 同級生も何人か来ていた。 バンカラで自由な渋高(しぶたか)の校風が大好きだった。 また呼んでください!


「◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」