2016年9月27日

 午前零時過ぎ。 今日もあっという間に終わった。(ふう)

 日本時間の午前10時。 米国大統領選挙候補者2名(ヒラリーVSトランプ)による1回目のTV討論会が始まった。 大事な仕事をひとつ済ませた後、40分遅れで議員会館事務所に到着。 そこからは実況中継で議論をフォローした。 最初の40分は録画でチェック。 お互いに決定打はなかったものの、(いろいろな意味で)見応えのある対決だった。 

 1億人を超える(?)米国民が、超大国アメリカの次のリーダーを決める「世紀の討論」を固唾を飲んで見守った。

 討論会終了直後に飛び込んで来たCNNの世論調査の結果は「ヒラリー62%、トランプ27%」でヒラリー圧勝というもの。 ただし、この数字だけで大統領選挙の行方を予測するのは早計だ。 CNNのキャスターも言及していたように、「どちらが勝ったと思うか?」という質問に答えたひとの大多数が民主党支持者だったからだ。 

 たとえば、CNBCの調査では、63対37でトランプ候補が大差の勝利。 雑誌「フォーチュン」や「ブルームバーグ」の世論調査でも、「勝者はトランプ」と考えるひとの数が上回った。

 ここのところ、米国の主要メディアからポリティカルコメディー番組まで、全てが「反トランプ」という異常な状況が続いている。 知識層や勝ち組の人々が「こぞってヒラリー候補を応援している」というこの現象が、逆にヒラリー候補への反感を煽り、かつエスタブリッシュメントやエリート層に対する中間層の怒りと不信感を増幅させているのではないか。 そんな気がしてならない。 

 万一、これでヒラリー候補が負けるような事態になれば、米国の反知性主義の典型例と言われる1952年の大統領選挙(アイゼンハワーVSスティーブンソン)どころの話ではない。 「知識階層&エリートの完全敗北」という結末になる。

 20時からBSフジ「PRIME NEWS」に出演。 ゲストは3名。 他の2名は、ジャーナリストの古森義久氏と気鋭の米国専門家である前嶋和弘・上智大学教授だった。 今日のTV討論会の評価や今後の大統領選の展望等について議論を交わした。 とても勉強になった。 

 古森さん、前嶋さん、ありがとうございました! 米国大統領選挙に関して書きたいことは山ほどある。 どこかでもっと詳しく解説する。

 あ、お湯が沸いた。 熱い紅茶、じゃなくてカフェオレを飲む。   


「◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」