2016年9月8日

 21時30分。 都内のカフェで瞑想(?)している。 コーヒーを飲みながら、今日のブログを書いてしまおう。

 夜。 新宿のシネコンで、新海誠監督のアニメーション映画「君の名は。」を観た。 映画館は満席。 スクリーンに近い席しか空いていなかった。 若いカップルが多かったように思う。 映画の後、ちょっぴり首が痛くなった。(ふう)

 ひとことで感想を言うと、期待に違わぬ「素敵な映画」だった。 胸を締めつけられるような、切なくて優しいメッセージに溢れていた。 

 あの「言の葉の庭」を作った新海監督だ。 映像の綺麗さは当然としても、何より脚本がいいと感じた。 登場人物も生き生きしているし、RADWIMPSの曲も、スゴくイケている。 ネタバレになるので書かないが、ラストシーンは最高だった。(ニッコリ)

 この映画がヒットしている(=2週連続で興行成績1位を維持している)理由がよく分かった。 日本人の感性に訴えるコンテンツが全編に散りばめられている。 映画を見た1人1人に「何を大切にしなければならないのか?」を考えさせてくれる作品だ。 政治家も見たほうがいいと思う、な。

 映画と言えば、昨晩のウェブ番組「直滑降ストリーム」で対談した青山繁晴参院議員と「意外に趣味が合う」ことを発見した。 映画「未来世紀ブラジル」とか、ジャズのコルトレーンとか、サンタナの「ブラックマジック・ウーマン」とか、詩人のランボーとか。

 驚いたのは、2人とも旧ソ連の国民的女優、リュドミラ・サベーリエワが好きだったことだ。(笑) 

 若い頃、映画監督になりたいと(密かに)思っていた。 恥ずかしくて誰にも言えなかった。 この夢は今でもあきらめていない。 だから、日本映画でも洋画でも、名作と呼ばれるものを片っぱしから見ていた時期があった。 映画解説者の故・淀川長治さんではないが、子供の頃から映画が大好きなのだ。 

 たった1つだけ、今まで見た中で最も好きな映画を挙げろと言われたら、間違いなく黒澤明監督の「七人の侍」と答えるだろう。

 さあ、「直滑降ストリーム」の資料を作らないと。


「◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」