2016年8月26日

 夕方。 高崎から東京に向かう新幹線の車中からのブログ。 今日も終日、地元で活動した。 いろいろなひとに会った。 説明をし、要請をし、情報を収集した。 今の構図がかなり正確に分かって来た。 

 9月5日までに「幾つかのシナリオ」が準備されているようだ。 県連会長選挙に関して、誰がどんな発言をしているのか? 誰が誰にどんな連絡をしているのか? 全て分かった上で、引き続き「真っ向勝負」で行く。(ニッコリ)

 県連会長選挙への立候補に向けて、連日、地元秘書と力を合わせて頑張っている。 この感じ、嫌いじゃない。(笑) 仮に党員選挙が実現すれば、投票日までフルスロットルで突っ走る! チーム山本の士気は高い。 必ず勝てると信じている。

 さて、今回の東京都知事選挙は、国民が自民党に対して発したある種の警告と受け止めるべきだ。 有権者は古い自民党のイメージに嫌悪感を抱いている。 多くの都民や国民の目に「強圧的」「密室的」と映った東京都連の手法が、有権者の間に根強く残っている「旧来型の自民党体質」に対する拒否反応を呼び覚ましてしまった。 

 ひとことで言うと、それが自公推薦候補が敗北した理由だと考えている。 

 小池百合子候補(現知事)陣営の巧みなネット戦略等で、「一部のボスが裏で利権や人事を牛耳り、異論を封殺している都連」という印象が一気に広まった。 何と言っても最大の失敗は、東京都連幹部の名前で都連所属国会議員や都議会議員に送付された「小池候補以外の候補者への応援を禁ずる」文書だった。

 自民党都連は、増田候補の推薦を組織として機関決定した。 その意味で言うと、「推薦候補以外の候補者を応援した議員が何らかの処罰の対象になる」というのは、理屈としておかしな話ではない。 が、しかし、「方針に従わなければ、親族(一族郎等)まで罰せられる」かのような高圧的なニュアンスが良くなかった。 というより最悪だった。 「自民党は北朝鮮なのか?」といった批判がネット上を飛び交った。

 東京都都知事選挙と自民党群馬県連会長選挙では、状況もスケールも全く違う。(笑) 県連として「特定のひとを会長候補として支援する」みたいな機関決定があるわけでもない。 だって候補者は県連所属の議員(身内)なのだ。 そもそも、県連がそんな決定をするなら、党員によるオープンな会長選挙の制度を設けた意味がない。(笑X2)

 都知事選挙と自民党県連会長選挙を比べること自体がナンセンスだと思うものの、(それでも)自民党群馬県連所属の国会議員で本当に良かったと思う。 国会議員も県議も、忙しい日程を調整して、ちゃんと会ってくれるからだ。 心の中では「面倒臭い」と感じているひともいるとは思うが、自分の主張にきちっと耳を傾けてくれる。 この点はスゴく嬉しい。 皆さん、ありがとうございます!! 

 2年前と同様、県議団にも、「山本一太に会ってはいけない!」とか、「応援してはいけない!」なんて通達は一切、出ていない。(笑X3) いつも言っているように、県議団には思い入れがある。 ベテランにも、中堅にも、若手にも、チャーミングなひとが多い。

 国会議員も県会議員も地域の民意で選ばれた一国一城の主であり、独立自尊の存在だ。 そうした議員1人1人の意思や考え方を尊重し、間違っても個々の自由な意見を抑えつけたり、無理やり従わせたりしない。 これこそ、保守王国群馬の県連(=群馬の自民党)の「談論風発」の伝統と言っていい。 

 自民党群馬県連所属国会議員の1人として、この「自由闊達な文化」を大切にしたいと思う。 恐らく、全国各地のほとんどの自民党県連も同じ雰囲気ではないか。

 けっして忘れてはならない東京都知事選挙の教訓。 それは、「自民党が『一強他弱』の状況に慢心し、国民目線の感覚を失うようなことがあっては断じてならない!」ということだ。 次の選挙でも、野党は「自民党の負のイメージ」を増幅させる戦略を取るだろう。 そうでなくても、一部のメディアは「自由に発言しにくい安倍自民党」というような誤った事実を、繰り返し発信している。

 だからこそ、あらゆる機会を通じ、自民党が常に開かれた組織であり、誰もが自由にものを言える政党であることをPRしていく必要があるのだ。 都知事選挙がああいう結果になった後だから尚更、オープンな県連会長選挙をやったほうがいい。 自分はそう考えている。

 県連会長選挙について、これまで大勢のひとと意見を交わした。 国会議員、県会議員、市議会議員、支部の党役員、経済人、後援会幹部…等々。 ほとんどがサシのミーティングだ。 誰とどんな会話をしたのかは一切、書かない。 が、様々な考え方があることが分かった。

 あ、間もなく東京駅の車内アナウンス。 この続きは次回のブログで。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」