2016年8月23日

 22時30分過ぎ。 東京の自宅でパソコンのブログ画面に向かっている。 今日も某自民党県議に会った。 誰とどんな話をしたのかは一切、書かない。 正直に、誠実に自分の思いを伝えた。

 午前8時。 議員会館事務所に韓国KBSのスタッフが取材にやって来た。 「日本海呼称問題」についてのインタビューだった。 インタビュワーは国際法の専門家でもある韓国の元フィンランド大使。 立派な人物だった。

 初代の領土担当大臣として、与党自民党の議員として、「日本海がこの地域に対する国際的に確立された唯一の名称であり、これについて争う余地は全くない」という日本政府の立場を改めて説明した。 

 さらに、日本の外務省が在外公館等を使って2年ごとに行っている調査でも、この問題で何らかの立場を表明している約120カ国のうちの9割以上が日本海の単独標記を採用している事実を指摘した。

 加えて、(詳しいことは書かないが)韓国政府の「国連地名標準化会議とIHO(国際水路機関)の決議が日本海と東海の併記を勧告している」という主張に全く根拠がないことも強調しておいた。

 それでも、来年4月に予定されているIHOの総会で、韓国側が日本海呼称問題を再び取り上げる可能性は十分ある。 事実、2014年に「新たなメカニズムの提案」をほのめかしている。 

 次回のIHO総会を睨んで、日本政府として日本海呼称問題の今後の推移をしっかりフォローすると同時に、韓国側への対抗策を講じていく必要があると強く感じた。

 さて、本日の地元紙(上毛新聞)の1面で、「現職の中曽根弘文・県連会長が9月の会長選挙には立候補せず、任期満了で退任する意向である」と報じられた。 正直言って驚いた。 地元の主要メディアを通じて自らの意思をここまで内外に明確に表明したのだ。 熟慮を重ねた上でのご判断だと思う。

 いかなる場合であっても、政治家の出処進退は自らが決めるべきものだ。 しかも政治家が発した言葉は重い。 その意味では、中曽根県連会長の今回の決断に関して、今更、周りがとやかく言うことは控えねばならない。 ご本人の気持ちを尊重すべきだ。  

 過去7年間、中曽根県連会長と2つの県連執行部が確かな実績を残して来たことは間違いない。 この点に関しては、このブログはもちろんのこと、県連会長選挙の候補者公約を発表した自らの記者会見等でも度々、言及している。

 現職の県連会長として、次回の県連会長選挙に出馬する資格は十分ある。 にもかかわらず、今回の任期で退任する意思を自ら示したのだ。 群馬県連所属国会議員の1人として、「県連発展のためにはみんなが汗をかくべきであり、1人が長期に県連会長を務めるべきではない」という中曽根会長の言葉を改めて重く受け止めたい。
 
 誰が次の県連会長になろうと、中曽根会長の7年間の実績と県連改革の努力を引き継ぎ、さらなる県連の発展や活性化に力を尽くさねばならない。 群馬1区公認問題の決着と次期衆院選、県議選の完全勝利という最重要ミッションも、新たな県連会長に託される。 次期の県連会長の責任は重大だ。

 念のために言っておくが、中曽根会長が県連会長選挙への不出馬を表明したからと言って、「選挙への出馬を前向きに検討している山本一太が次期会長の最有力候補になった」などとは、露ほども考えていない。 残念ながら、政治も世の中も、そんなに甘くない。 全ては、これからの自身の熱意と努力と覚悟にかかっている。

 県連会長選挙立候補の最終決断をする9月5日に向けて、推薦人確保のためのプロセスを前進させ、同時に党員選挙になった場合の選挙態勢も整えていく必要がある。 

 県連会長として「皆のためにやりたいこと」がある。 その思いを実現させるために、最後まで全力で努力する! 今回は各地域の山本一太後援会にも、支援をお願いするつもりだ。

 自民党県議に対する公約の説明と支援要請に並行して、多くの自民党員を抱える各種団体への働きかけもスタートさせる。 さっそく幾つかのアポを取った。

 公選規程にある県連会長選挙の「責任者」は、地元の有力な経済人に引き受けてもらった。 各地域に党員票獲得のための選対チームも立ち上げる予定だ。

 あ、お湯が沸いた。 もう一杯、熱いほうじ茶を飲む。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」