2016年7月27日


 先週、山本一太がキャスターを務めるニコ生番組「直滑降ストリーム@Cafesta」の生放送があった。 番組のいちコーナーとして、東京都知事選挙の話題を取り上げた。

 ゲストは、東京9区選出の菅原一秀衆院議員。 自民党、公明党が推薦する唯一の候補者である「増田ひろや」都知事候補の街頭演説会の映像、選挙カーの中で収録した本人のインタビュー動画等を紹介しつつ、今回の都知事選の争点、増田候補の政策等について議論した。 

 菅原氏の口から、他の候補者に対する個人的中傷や批判は一切、出なかった。 説得力とバランス感覚を兼ね備えた見事なプレゼンだったと思う。

 予想どおり、このコーナーを放送している間のユーザーの反応は、いつになく厳しいものがあった。 が、何より衝撃的だったのは、毎回、番組直後に行われるユーザーのアンケート結果だった。 「とてもよかった」と「まあまあよかった」を合わせて4割。「あまりよくなかった」「よくなかった」の合計が3割に達していた。

 ニコ生関係者によれば、「他の政治番組の数字に比べれば、これでもマシなほうですよ!」とのこと。 が、ニコ生「直滑降ストリーム」の最大の特徴は、総理や閣僚、党幹部等の「政治家との対談」を中核とした番組であるにもかかわらず、毎回、番組直後のユーザーアンケートの数字が「とてもよかった」「よかった」合わせて平均9割という(他の政治関係プログラムでは考えられない)極めて高いレベル(好感度)を維持していることなのだ。

 時には辛辣なメッセージもあるが、自分は毎回、「直滑降ストリーム」のスタジアムに足を運んでくれる常連視聴者(番組の固定ファン)のひとたちを、(ある意味)愛している。 だから、今回の視聴者の方々からの厳しい声は、重く受け止めたい。 少なくとも、ネット上では、小池百合子候補の人気が増田ひろや候補を上回っている。 それは認めざる得ない。

 が、しかし、小池候補にシンパを感じている「直滑降ストリーム」ファンの人たちには申し訳ないと思うものの、小池百合子氏を都知事候補としてすんなり応援する気持ちにはなれない。 小池氏の悪口を言うつもりはないが、様々な状況を考え合わせると、「次の東京都知事として最もいい仕事が出来る」のは、増田ひろや候補だと確信している。

 投票日まであと5日となったこの段階で、「増田ひろや候補」への支持を改めて「直滑降ブログ」で表明するのは、「自民党と公明党が推薦しているから」ではない。 石原伸晃さんや菅原一秀氏からも、「ブログに書いてくれ!」なんて頼まれていない。 誰かの圧力でもない。 そもそも、こんな天邪鬼にプレッシャーをかけたら、それこそ逆効果だ。(笑) 

 自民党公認のウェブ番組「直滑降ストリーム」のプロデューサー兼キャスターとして、あのユーザーアンケートで示されたひとたちの疑問を受け止め、説明する必要があると感じたからだ。

 先週、ツイッターで「増田ひろや候補を応援する」とつぶやいた瞬間に、大勢の人たちから(SNS等を通じて)ワッと批判のコメントが寄せられた。 読む価値もない口汚い口撃を除くと、内容は主に次の2種類だった。

「自民党のやり方はひどい。いつもの密室的な手法だ。特に東京都連の『一族郎党にまで小池支持を禁じる』かのような強圧的なやり方は許せない。自民党は北朝鮮なのか。小池氏は不条理な権力、圧力に戦いを挑んでいる。なぜ、そのことが分からないのか?!」

「山本一太は当然、小池氏の味方だと思っていた。権力や圧力に媚びないのが、一太スタイルではなかったのか?!国民の気持ち、世の中の流れが全く分かっていない。感性が鈍い。こんなにバカだとは思わなかった!」

 そこで、何人かのひとには、かなり丁寧に自分の考え方を伝えた。 反論ではなく、「なぜ増田候補がいいと思うのか?」を説明した。 どう返信したのかは、次回のブログ(その2)に書く。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」