2016年7月21日:パート2

 間もなく22時。 ううむ。 熱いほうじ茶には、梅干しだ、な。

 明日、橋本聖子さんが記者会見をやると聞いた。 参院自民党議員会長に立候補する決意や議員会長就任後の抱負(目標)を語るということだろう。 スマホを持って、取材に行こうか、な。(笑)

 改めて言っておくが、報道されている橋本聖子・議員会長、吉田博美・幹事長、松山政司・国対委員長という執行部人事に異論はない。

 過去のブログにも書いたが、橋本聖子氏を嫌いなひとはいない。 それでも、(出来ることなら)議員会長選挙で選ばれるほうが、橋本氏自身の(=参院自民党全体の)ためになると考えていた。 

 ただし、選挙をやらないのも、定められたルール(民主的プロセス)に則ってのことだ。 正規の手続きを経て選ばれる予定の橋本聖子・議員会長のことは、もちろん応援する! だいいち、参院自民党に3人しかいない当選4回同期(山本一太、橋本聖子、林芳正)の1人なのだ。

 橋本聖子議員には、政治家なら誰でも持っている「名誉欲」みたいなものが全く感じられない。 あの聖子氏が、「私が議員会長をやりたい!」なんて自分から言いだすはずがない。(笑) 彼女のことだから、最初は辞退した可能性もある。 いろいろ迷った末、「参院自民党の秩序を守るために必要だ」と懇願されて、引き受けたのではないか。

 もっとも、そういう人間性の聖子さんだからこそ、周りから信頼されるのだ。

 尊敬する某先輩議員がこう話していた。 「参院には、次の(3年後の)参院選挙の前までに、選挙制度改革の中身をまとめるという極めて重要な課題がある。どんなにいい案をまとめようと、全員が満足するものは出来ない。必ず誰かに批判される。」

 「党内でコンセンサスを得るだけでも大変なのに、他党と交渉して結論を得るのは並大抵のことではない。新しい議員会長は苦労するだろう。ましてや、最高責任者の参院議長には、選挙制度に関する深い理解や戦略、交渉力が求められる!」と。 全くそのとおりだと思う。 

 橋本議員会長は、選挙制度改革という重荷を背負うことになる。 最後はかなりの腕力が必要だ。 時には「荒技」も使わねばならない。 敵を作っても正面突破しなければならない場面も出て来るだろう。 人柄が良くて、誰からも好かれる聖子さんに、この役目を押し付けるのは、ちょっぴり気の毒な気もする。 

 それだけに、新しい議員会長を皆で支えていく必要がある。 聖子氏が所属する参院の最大派閥、清風会の仲間の人たちも、きっと守ってくれるだろう。 微力ながら、ボヘミアンの山本一太も橋本議員会長の味方だ。(ニッコリ)

 まがりなりにも、20年の付き合いだ。 橋本聖子氏に「誤解されている」とは全く思っていない。 が、念のために山本一太の意図を書き残しておく。

 「なぜ、議員会長選挙をやるべきだ!」と考えていたのか? それは、聖子さんに意地悪したいからではない。 派閥の力関係で「最初から橋本聖子が勝つ」ことが分かっていたとしても、選挙になれば、その過程で参院自民党の課題やあるべき姿に関する議論が起こる。 

 個々の議員の政治生命にも直結する参院の「選挙制度改革」をどう進めるべきなのか? 衆参両院の単独過半数達成で益々、存在感を発揮しにくくなる参院自民党をどう運営していくのか? 今回の参院選の結果をどう総括し、3年後の戦いに向けていかなる対策を取っていくのか? 加えて言うと、「慣例では議員会長に一任することが多い『参院議長』は、どういう形で選ぶべきなのか?」も討論すべきだと思っていた。

 選挙をやることで、1人1人の参院議員(新人もベテランも)がこうした問題に向き合わざる得なくなる。 

 どんな組織でも同じだ。 現状分析とそれを踏まえたビジョンを打ち出せなければ、何の進歩もないではないか!

 このプロセスの中で、橋本議員会長の胸に「覚悟」を吹き込みたかった。 参院自民党が直面する様々な課題に関して、聖子氏に改めて問題意識を持ってもらいたかった。 そのために「選挙をやるべきだ」と主張していたのだ。

 あ、携帯電話が鳴っている。 少し休んでから、ブログの続きを書く。 次回は、「吉田博美・幹事長を強く推す」理由を説明する。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」