2016年7月15日:パート2

 午後。 議員会館事務所で尾身幸次元財務相と会った。 とてもお元気そうだった。 科学技術予算の増額について話し合った。 総務会でしっかり提案させてもらう。

 違う党から来ようが、いったん離党して戻って来ようが、今、同じ自民党で、同じ理念の下に一緒に仕事をしている議員の人たちは、全員、大切な同志だ。 離党経験のある政治家であっても、尊敬しているひとは大勢いる。

 そのことを断った上で言わせてもらう。 参議院議員・山本一太は最初から一貫して自民党を貫いて来た。 4期20年、いい時も悪い時も、一途に自民党の政治家として頑張って来た。

 加えて言うと、衆院選に落選して参院に回って来たわけではない。 申し訳ないが、選挙はそこらへんの衆院議員よりずっと強い! 衆院鞍替えのチャンスを蹴り、知事選出馬の誘いも何度か断った。 ここまで、自らの意志で「参議院議員」を続けているのだ。

 その自分には、参院や参院自民党のあり方について意見を言う十分な資格がある。 政治家・山本一太が、参院議長を含む参院自民党の人事に関して何を言おうが、誰からも文句をつけられる筋合いはない。 

 ましてや、自民党には「ベテランも若手も自由に発言出来る」オープンな文化がある。 以上のことを踏まえ、今回も堂々と思いの丈を述べさせてもらう。

 今日、参院自民党の「議員会長選挙管理委員会」が開かれたと聞いた。 委員会の提案(?)を来週の執行部会で協議し、具体的な日程等を最終決定するらしい。 明日から3連休。 今のスケジュールの中で15人の推薦人を集め、橋本聖子候補の対抗馬を立てるのは難しいだろう。

 だいいち、自分と同期の橋本聖子氏を嫌いなひとは誰もいない。 しかも参院自民党を実質的に取り仕切る幹事長候補は、盟友の吉田博美・国対委員長なのだ。 万一、投票になったとしても、橋本聖子候補の当選は揺るがないだろう。

 オープンな議員会長選挙はやるべきだと思う。 が、そうなった場合も、聖子さんや吉田さんと違う陣営で戦うのは辛いな。(苦笑)

 マスコミで報道されている「橋本聖子・議員会長、吉田博美・幹事長、松山政司・国対委員長」という新執行部が発足した瞬間に、「伊達忠一・参院議長」の流れが決定する。 そうじゃなかったら、伊達氏が浮いてしまうからだ。

 何度も言うが、参院議長は参院の顔、参院議員の代表なのだ。 何があろうと、衆院になめられるようなことがあってはならない。 衆院議長と参院議長の「あまりに大きな体格差」は、そのまま衆参の格の違いを示す象徴になってしまう。 「参院はマイナーリーグだ」と宣言しているようなものだ。

 だからこそ思う。 もし当選3回で、内閣府の副大臣しかやっていない伊達忠一氏がこのままの流れで参院議長に選ばれたとしたら、同じ三権の長である「大島理森・衆院議長」(衆院11期、番町政策研究所前会長、文部大臣、農水大臣、自民党幹事長、自民党副総裁等を歴任)に勝るとも劣らない存在感を発揮してもらわねばならない! 

 この20年、プライドを持って真剣勝負で参院議員を続けて来た政治家として敢えてこう申し上げたい。

 「大島議長と張り合うくらいの気概がないとしたら、自ら参院議長のポストを辞退すべきだ!」と。 

 いずれにせよ、新しい参院議長の立ち振る舞いは、「直滑降ブログ」で常にフォローし、評価させていただくつもりだ。 自分は、言ったことを必ずやる!

 さて、ここからは、参院自民党執行部、特に参院自民党幹事長と参院選挙の関係についての話。 自分がずっと不満に思っていたことを書く。 あ、大事な電話がかかって来た。 この続きは「その4」で。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」