2016年7月12日

 火曜日の朝。 眠い目をこすりながら、ブログを書き始めた。

 昨日の昼、党本部の総裁応接室で選挙後初の自民党役員会があった。 うなぎ弁当が出た。 冒頭、安倍総裁から今回の参院選挙を総括する挨拶があった。 参院選挙の結果に関して、役員の間からも様々な意見が出た。 詳しい内容は書かない。

 安倍総理は今回も国政選挙を勝利に導いた。 選挙中は精力的に激戦区を行脚した。 安倍総理、本当にお疲れ様でした。 前人未到の「国政選挙4連覇」によって、政権基盤はさらに強固になった。 

 あらゆることから考えて、政治の安定こそ日本にとって最大の国益だ。 何度も言うが、安倍政権はあと4年続くだろう。 安倍総理は、戦後を代表する宰相の1人として歴史に名を刻む。

 安倍長期安定政権が続く4年後まで、あらゆる分野の「総理の側近たち」が権勢を振るうことになる。 良くも悪くも「我が世の春」を謳歌する。 この件については、どこかでシリーズを設けて詳しく解説したい。 「事実」と「歴史」をサイバースペースに永久保存しておきたいからだ。 まだ、そのタイミングではない。

 それにしても、参院選1人区に「野党統一候補」を擁立するというシステムが「一定の効果」を上げたことは間違いない。 今回、野党間の連携がなかったら、どう考えても1人区は自民党の圧勝だった。 参院選の結果を踏まえると、次回の衆院選挙(小選挙区)にも「民共合作の候補者」が出現すると考えておいたほうがいい。 

 そうなった場合、与党候補が苦戦を強いられる選挙区は倍増する。 今から対策を練り、準備しておく必要がある。 まあ、そこらへんは大丈夫だろう。 こちらには、名参謀の茂木敏充・選対委員長がいる。

 さて、群馬県選挙区では、参院の重鎮である中曽根弘文・元外相が早々にダントツの6選を決めた。 NHKの開票速報では、全国で最初に当確が流れた。 その瞬間、前橋の選対事務所は歓声に包まれた。  

 得票数は52万7千票。 得票率は66%だった。 得票数自体は前回(6年前)より3万票減ったものの、得票率は61%から66%に上昇した。 6回目の選挙でも前回の得票率を5%も上げ、50万を超える票を獲得する。 これは本当にスゴいことだ。 県民の厚い信頼を得ていることが証明された。

 選挙公示前から、自民党やマスコミの世論調査の数字をずっとフォローしていた。 最後まで中曽根候補優勢の流れは変わらなかった。 だからこそ、安心して他府県の応援に飛び回れたのだ。 過去のブログでも触れたように、唯一の心配は投票率だった。 「50%を切る」というのが大方の予想だったからだ。

 仮に投票率が5%以上下がったら、得票率7割でも50万票に届かないケースもあり得る。 群馬県内の企業回りでは、「1人でも多くのひとに投票を呼びかけてください」とお願いして回った。 

 結果として、群馬選挙区の投票率は微減(−1ポイント)だった。 全国的には3年前を上回った。 群馬における18歳、19歳の有権者が4万人いたこともあり、投票したひとの数は前回(3年前)とあまり変わらなかった。(ホッ)  

 ちなみに3年前の山本一太の得票は58万票。 得票率は72%だった。 この2つの数字が(現時点での)群馬参院選における最高記録だ。 やっぱり「60万票」の壁は厚い。(ため息)

 それでも、政治家・山本一太が過去4回の参院選で続けて来た「常にぶっちぎりのトップ当選」「毎回の得票数増」という自身の記録(=他の参院議員は誰1人マークしていない記録)を更新するためには、3年後の選挙でこの「60万票」のハードルを超えなければならない。 

 難しい目標ではあるが、最大限の努力をする。 事務所のスタッフを集めて、気合を入れないと!

 それはそうと、野党統一候補の「25万票」には、ちょっぴり驚いた。 短期間でこの得票レベルまで持って来るなんて…! 「ホワイトタイガー」(角田義一元副議長)と黒沢・民進党県連会長の顔が浮かんだ。 最後はこの2人が相当にネジを巻いたに違いない。 

 無党派に関して言うと、30代の野党統一候補が中曽根候補と互角の戦いを繰り広げたらしい。 この点は、次回の選挙でも要警戒だ。

追伸:長野の「健太ショック」や沖縄の「現職大臣敗北」等への憤怒から、まだ抜け切れていない。 が、嬉しいこともあった。 

 北海道では、長谷川岳参院議員がトップ当選を果たした。 滋賀県には、こやり隆史という素晴らしい政治家も誕生した。 神奈川の三原じゅん子参院議員は圧勝し、中西健治参院議員も晴れて自民党の仲間になった。

 詳しくは書かないが、益々、劣化していく恥ずかしい空間の中で、「ちっちゃな一矢」を報いた。(笑)


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」