2016年7月11日

 午前6時30分。 昨晩はあまり眠れなかった。 激戦区で届かなかった現職候補の心情を思うと胸が痛む。

 選挙は与党が勝った。 自民党は改選の50議席を上回った。 公明党の選挙区候補も全員当選を果たした。 安倍総理が勝敗のラインとしていた自公による改選議席の過半数もかなり上回った。 焦点となっていた改憲勢力による参院の3分の2もクリアした。

 安倍首相は「4回連続で国政選挙に勝つ」という与党党首として初めての偉業を達成した。 近いうちに内閣改造もある。 政権基盤は益々、強固なものとなるだろう。 そのことは良かったと思う。 

 それでも、何と「苦々しい勝利」だろう。 参院議員である2人の現職閣僚(岩城大臣と島尻大臣)は落選。 若林健太という次世代ホープの議席も守れなかった。 1人区の「21勝11敗」は予想以上に厳しい数字だった。 とても手放しでは喜べない! 

 複数区で議席が増えた選挙区の中で、自民党候補を1人に絞った県は手堅く議席を確保した。 でも、圧勝ではない。 2人出していれば(票を分けていれば)「共倒れ」になっていた可能性もある。 

 自民党の議席が増えたのは事実だ。 政権選択の選挙ではないものの、アベノミクスを含む総理の政策が国民の支持を得たと言っていい結果だった。 ただし、(少なくとも)参院自民党として「勝利宣言」することは控えてもらいたい。

 昨晩、野党時代も福島復興のために先頭に立って頑張っていた岩城法務大臣から電話をもらった。 「一太さん、あんなに応援してもらったのに、結果が出なくて申し訳ありません!」と話していた。 今朝は健ちゃん(若林健太)からのメールも届いた。 「絶大な支援を頂きながら及ばず、申し訳ありませんでした」と書いてあった。(ため息) 

 この6年、健太がどれほど政治の仕事に真面目に打ち込んで来たかを間近に見ていただけに悔しい。 何としても「捲土重来」を期して欲しい。

 あ、お湯が沸いた。 熱いミルクティーを飲む。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」