2016年6月20日

 民進党の蓮舫参院議員が東京都知事選挙に出馬しない意向を固めたと報じられている。 石原伸晃・経済再生担当大臣(自民党都連会長)の立候補もないようだ。 万一、石原大臣が都知事選への立候補を表明したら、泊まり込みで応援に駆けつけるつもりだった。 伸晃さんも、きっと「一太さん、応援に来てよ!」と言ってくれたはずだ。 

 「与党も相乗り出来る候補者」として一時、名前の挙がっていた民主党の長島昭久衆院議員の転身もなさそうだ。

 自分は、「与野党にかかわらず、国会議員が舛添知事辞任後の都知事選挙に手を挙げることはない」と最初から思っている。 理由は次の2つだ。

1.ポスト舛添の知事に求められる最大の資質は「お金にクリーンなこと」だ。 仮に政治資金を扱っている国会議員が出馬するということになれば、メディアや他党等から「全ての政治資金が適切に処理されているかどうか?」を徹底的に調べられるだろう。 

 仮にほんの少しでも不透明な部分が見つかれば、各方面から集中砲火を浴びることは避けられない。 都知事候補に名乗りを上げた瞬間から、政治資金問題だけでなく、議員本人に関する過去の噂や疑惑も週刊誌等から執拗に追いかけられることは間違いない。 相当の覚悟が必要だ。

2.過去数回の東京都知事選における世論調査の数字や東京都選出の衆参国会議員の得票数等のデータを冷静に検証すれば、ある結論に辿り着く。 「国会議員は著名な文化人や人気タレントに勝てない可能性が高い」ということだ。 過去のブログでも指摘したが、今後の都知事選の流れは(すでに各党や一部マスコミ等で行われているはずの)世論調査の結果に大きく左右される。 世論調査の支持率(=勝算)は、立候補を検討している人々の判断にも、「出来れば勝ち馬に乗りたい」各党の方針にも、決定的な影響を及ぼすからだ。

 「米国史上、最も不人気な候補者同士の争い」と揶揄されている米国大統領選挙(トランプVSヒラリー)ではないが、知名度と好感度(=選挙の強さ)は違う。 「選挙に出れば強い」と思われていたひとの支持率が予想外に低かったりする。 逆もまた真なりだ。

 さて、明後日22日、いよいよ参院選が始まる。 明日の夕方、飛行機で沖縄に飛ぶ。 翌日は選挙戦初日。 朝8時30分から那覇市内で行われる「必勝出陣式」に出席する。 17日間の激戦区行脚日程がほぼ固まった。 詳しい応援スケジュールは次回のブログで。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」